(こちらの記事は2024年3月17日に更新されました)
「ブラジルのコーヒーが生産量世界1位の理由は?」
「ブラジルのコーヒー豆の特徴を知りたい!」
こちらの記事はこのような疑問や望みをお持ちの方に向けて書いています。
コーヒー豆は、「コーヒーベルト」というコーヒー豆の生産に適した気候条件の国が位置する圏内で生産されています。
コーヒーベルトに位置するコーヒー豆生産国の中でも、コーヒーの生産量1位の国はブラジルです。
ブラジルのコーヒー豆生産量はダントツで世界1位であり、世界のコーヒー豆総生産量の3割以上がブラジルで生産されていると言われています。
ブラジルのコーヒー生産量が世界1位なのはどのような理由によるのでしょうか。
また、生産量世界1位を誇るブラジルのコーヒー豆にはどのような特徴があるのでしょうか。
こちらの記事では、「ブラジルのコーヒー生産量が世界1位の理由」と「ブラジルのコーヒー豆の特徴」を解説します。
コーヒーベルト各国のコーヒー銘柄については以下の記事をご覧ください。
結論(生産量世界1位の理由とブラジルのコーヒー豆の特徴)
結論を先に記載します。
ブラジルのコーヒー生産量が世界1位の理由を解説
ブラジルのコーヒー生産量が世界1位の理由は以下のとおりです。
ブラジルのコーヒー豆の3つの特徴を解説
ブラジルのコーヒー豆の3つの特徴は以下のとおりです。
以降で詳細を解説します!
ブラジルのコーヒー生産量が世界1位の理由を解説
本章では、ブラジルのコーヒー生産量が世界1位である理由を解説します。
ブラジルのコーヒー生産量が世界1位の理由は以下のとおりです。
「コーヒーベルト」に属しておりコーヒー豆を栽培できる広大な土地がある
まずはブラジルという国について少し紹介します。
ブラジルは、コーヒー豆の生産に適した気候条件の国が位置する圏の「コーヒーベルト」に属しており、ブラジリアを首都とした、面積約851.5万㎢、人口約2億1,200万人の非常に大きな南アメリカの国です。
日本の面積は37.8万㎢、人口1億2,000万人なので、ブラジルの面積は日本のおよそ22倍、人口はおよそ1.8倍です。
いくら日本が島国であるとはいえ、22倍は驚きです!
コーヒー豆の栽培に適した気候である(降雨量と気温)
ブラジルは国土の93%が熱帯地域に属しており、特に北部は赤道が通る熱帯雨林気候でアマゾン川が流れています。
コーヒーは栽培に適した環境があり、年間平均雨量1,500mm~2,000mm、平均気温20℃などさまざまな条件が必要ですが、ブラジルの熱帯気候はコーヒーの栽培に適しています。
コーヒーが日常生活の身近な存在になっている
ブラジルでは、「朝はミルク入りのコーヒー、ランチ後はブラック、お昼過ぎにはカプチーノ、眠る前はデカフェ(カフェインを除いたコーヒーや紅茶)」といった具合に一日を通して頻繁にコーヒーを飲む習慣があります。
また、毎回マグカップに入れて飲むのではなく、50㏄程度の少量のカップに入れて、少ない量を高頻度で飲む習慣があるようです。
さらに、レストランなどではコーヒーのポットが置いてあり、日本でいうところのお茶のような感覚で無料でコーヒーを飲むことができます。
ブラジルではコーヒーが生活の一部であることがよく分かりますね!
コーヒーが日常生活でより身近な存在であることからも、ブラジルがコーヒー生産量で世界1位を誇ることが頷けます。
ブラジルのコーヒー豆の3つの特徴を解説
本章では、ブラジルのコーヒー豆の特徴を解説します。
酸味が程よく甘味がある
ブラジルで主に栽培されているコーヒー豆の種類は「アラビカ種」です。
アラビカ種は栽培の条件が厳しく、かつ害虫や病気(サビ病など)にも強くないため、栽培できる地域は限られるのですが、ブラジルの南部の地域はアラビカ種の栽培に適しています(北部は気温が高すぎるようです)。
アラビカ種の栽培は日中と夜の気温差が大きくなる環境が望ましいとされているため、1,000m~2,000mの高地で栽培されることが多いです。
一方、ブラジルでは地形上800m~1,300mの標高で栽培されることが多く、この高すぎない高度によって程よい酸味が特徴のコーヒーが栽培されます。
ブラジルのコーヒーがまろやかだと言われるのは栽培高度が高すぎないことによるのですね
酸味が程よく甘味があり、比較的バランスのよい味をしていることがブラジルのコーヒー豆の主な特徴です。
また、深煎りでも風味があるところもブラジルコーヒーの特徴です。
コーヒーの焙煎度合いについては以下の記事をご覧ください。
アイスコーヒーでも飲みやすい
ブラジルのコーヒーは風味や苦味があるため、アイスコーヒーでも飲みやすいコーヒーです。
アイスコーヒーはホットコーヒーに比べて酸味を感じやすくなりますが、ブラジルのコーヒーの酸味はもともと程よい強さであるため、アイスコーヒーでも美味しく感じられます。
ブレンドに向いている
ブラジルのコーヒーは味のバランスが良いため、他の農園で作られたコーヒー豆とブレンドされることも多いです。
ブラジルのコーヒーをベースに他のコーヒー豆とブレンドすることで、苦味や酸味、コク等好みの風味の強弱もアレンジすることができます。
味のバランスも良くてブレンドにも向いているブラジルのコーヒーの万能さはすごいですね!
【おまけ】ブラジルのコーヒーのおいしい飲み方を紹介
ブラジルコーヒーは口当たりがまろやかであるため、ストレートやアイスコーヒーだけでなく、ブレンドコーヒーとしても親しまれています。
また、焙煎度合いは中煎り~中深煎り(ハイ~フルシティの焙煎度)が好まれます。
特に、冷たい飲み物は常温の飲み物と比べて味覚で味を感じるにくくなるため、アイスコーヒーで飲む場合は少し深め(中深煎り程度)の焙煎がオススメです。
中深煎り程度まで焙煎することで苦味をしっかり感じられてよりおいしく飲むことができます。
テイラードコーヒーでは好みに合った自家焙煎のコーヒー豆を楽しむことができます。
深めの焙煎のブラジルコーヒーも取り揃えてあるためオススメです。
まとめ
ブラジルのコーヒー生産量が世界1位の理由は以下のとおりです。
ブラジルのコーヒー豆の3つの特徴は以下のとおりです。
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