「キャンプ飯というと鍋系の調理器具が使用されるのをよく見かけるけど、実際鍋は必要?」
「かさばる調理器具はなるべく持ちたくない…」
「キャンプ飯を作るのに必要なアイテムを知りたい!」
こちらの記事はこのような疑問やお悩み等をお持ちの方に向けて書いています。
キャンプに少しずつ慣れてくると、キャンプで食べるご飯もいろんなものを作りたいと思うようになります。
キャンプ飯はキャンプ中のメインイベントのひとつなので、料理のバリエーションが増えると、キャンプの時間がより楽しいものとなります。
そして、キャンプ飯というといろいろなメニューが思い浮かびますが、メジャーなキャンプ飯に使われている調理器具のひとつに鍋系の調理器具があります。
カレーや汁物、雑炊等といった様々な料理を作ることができるため、鍋系の調理器具は1つあると便利そうに感じます
一方、キャンプの調理や食事で使用するアイテムは非常にたくさんあるため、やみくもに購入してしまうと膨大な費用が必要になり、収納にスペースを要する調理器具も増えてしまいます。
そこでこちらの記事では、キャンプ料理における鍋系調理器具の必要性と、キャンプの料理に必要なアイテムを解説します。
季節を選ばず1年を通して夫婦でキャンプにでかけている筆者が、これまでのキャンプの経験を踏まえて詳しく解説します
結論
キャンプ料理における鍋系調理器具の必要性を解説
キャンプ料理においては鍋系調理器具が必要不可欠です。
鍋系調理器具が必要な4つの理由は以下のとおりです。
キャンプの料理に必要な13のアイテムを解説
キャンプで料理をする際には13のアイテムが必要です。
13のアイテムのうち不可欠な7つのアイテムと、あるとより便利な6つのアイテムは以下のとおり。
そもそもキャンプの料理で使用するアイテムにはどんなものがあるの?
キャンプでの料理における鍋系調理器具の必要性や料理に必要なアイテムを解説する前に、本章では、キャンプでの料理ではそもそもどのようなアイテムを使用するのかを紹介します。
細かく上げるとキリがないため、本章では代表的なアイテムに絞って紹介します。
キャンプの料理で使用する主なアイテムには以下のようなものがあります。
上記のアイテムは、火種用の器具、食材を切るための器具、食材に熱を通すための器具、ご飯を炊くための器具、お湯を沸かすための器具等キャンプの料理には欠かすことのできないものばかりです。
これらのアイテムの中で「鍋系の調理器具(クッカー等)」を上げましたが、鍋系の調理器具は持ち運ぶ際非常にかさばります。
かさばるアイテムであるにも関わらずキャンプの代表的な調理アイテムとなっているのには理由があります。
次章では、「キャンプ料理における鍋系調理器具の必要性」について解説していきます。
キャンプ料理における鍋系調理器具の必要性を4つの理由から解説
本章では、キャンプ料理における鍋系調理器具の必要性を解説します。
結論から言うと、鍋系調理器具はキャンプでの料理に必要です!
持ち運びをする上で「かさばる調理器具」の上位と言える鍋系調理器具ですが、かさばるという欠点を踏まえてもキャンプで必要な調理器具と言える理由があります。
鍋系の調理器具(クッカー等)がキャンプでの料理に必要な理由は以下のとおりです。
カレーや汁物、雑炊等といった様々な料理を作ることができる
鍋系の調理器具があるとありがたい一番の理由は、作れる料理のバリエーションが非常に多いことです。
鍋系の調理器具があれば、カレーや汁物、雑炊やおでん等といった様々な料理を作ることが可能です。
せっかくのキャンプなので、「何かいつもと違うひと工夫したキャンプ飯を作りたいな」と思ったときに活躍してくれる調理器具のひとつが鍋系の調理器具です。
アルミやチタン製のクッカーであれば軽量で取り扱いやすい
「鍋系の調理器具」というと、家庭で使用するような片手鍋や両手鍋をイメージしますが、キャンプで使用する鍋系の調理器具は以下のような「クッカー」がオススメです。
家庭用の鍋は非常に丈夫な反面、重量があり収納性にも劣るため、キャンプで使用する鍋系の調理器具としてはクッカーがオススメです
そしてクッカーの中でも、アルミ製やチタン製のものであれば軽量なため、便利な鍋系調理器具をより容易に取り扱うことが可能です。
蓋をすれば虫による被害を防げる
キャンプで料理をする以上、虫による被害はつきものです。
せっかく作った料理に虫がたかってしまうことはキャンプでは日常茶飯事です。
また、汁物のように、ある程度まとまった量を作り置きしておく場合にも虫による被害は注意が必要です。
そんなキャンプ中の虫被害に以外と強いのが鍋系の調理器具です。
鍋系の調理器具には蓋があるため、作り置きした料理等も蓋をしておけば虫による被害を防ぐことができます。
調理器具以外でもお皿等さまざまな用途に使用できる
クッカーであれば、以下のようにさまざまな深さの調理器具とセットで売られているものが多いため、調理器具のみならずお皿としても使う等、いろいろな用途に使用できます。
キャンプでは、持っていく荷物をなるべく少なくしたいため、調理以外でも用途の代用がきくクッカーは非常にありがたい存在です。
キャンプの料理に必要な13のアイテムを解説
ここまでの説明で鍋系調理器具の必要性については分かったけど、キャンプで料理をするには鍋系調理器具の他にどんなアイテムが必要なの?
とお思いのキャンパーさんもおられるものと思います。
先述のとおりキャンプではできるだけ荷物を少なくしたいため、キャンプに持っていく料理用のアイテムは必要なものに厳選したいのが正直なところですよね。
とはいえ、キャンプを始めたばかりのキャンパーさんにとっては、何が必要で何が必要でないかがなかなか分かりづらいのではないでしょうか。
筆者もキャンプを始めたばかりの頃は料理用の荷物の選択で悩んだ経験があります
キャンプの料理に必要なアイテムのリストがあると、キャンプを始めて日が浅い方もあまり悩まずに料理用アイテムを準備することができます。
そこで本章では、キャンプで料理をする際に必要な13のアイテムについて、不可欠な7つのアイテムと、あるとより便利な6つのアイテムに分けて、キャンプの料理に必要なアイテムを解説します。
キャンプの料理に必要不可欠な7つのアイテムを解説
まず初めに、キャンプの料理に必要不可欠な7つのアイテムは以下のとおりです。
カセットコンロやバーナー
カセットコンロやバーナーはキャンプで料理をする際の熱源として必要不可欠です。
熱源といえば焚き火も熱源なのですが、焚き火は炎を安定させるために手間がかかるため、慣れないうちはカセットコンロやバーナーを熱源とすることが望ましいです。
特にカセットコンロは風防機能がついているとより心強いです。
まな板と包丁又はナイフ
まな板と包丁又はナイフもキャンプでの料理に必要不可欠なアイテムです。
料理をする際には、食材を細かく切る必要があるため、まな板と包丁又はナイフが必要になります。
特に包丁又はナイフについては、収納性も安全性も確保できる折りたたみ式のものがオススメです。
安全面には十分注意して使用するとともに、折りたたみ式のものは隙間にゴミが溜まることがあるため、キチンと手入れすることが大切です
クッカー
クッカーは先述のとおりキャンプの料理で必要不可欠なアイテムです。
さまざまな料理を作れる点が魅力であり、他の用途としても代用のきく万能アイテムであるため、クッカーはキャンプ料理のアイテムとして外すことのできない存在です。
メスティン
メスティンも用途が非常に多岐に渡るため、キャンプで料理をする際には必要不可欠のアイテムです。
メスティンがあればご飯を炊くことができ、白米だけでなく雑炊や炊き込みご飯など様々なバリエーションのご飯系料理を作ることができます。
メスティンがあると、作ることのできるご飯系の料理の幅が広がるため、キャンプ飯の安定感が増します!
また、メスティンは燻製などの軽食料理を作るのにも適しています。
キャンプ中に小腹が空いた時の燻製作りにもメスティンは心強い味方です。
メスティンでの燻製の作り方については以下の記事をご覧ください。
ケトル
お湯を沸かすためのケトルもキャンプには欠かせないアイテムです。
調理でお湯が必要な時に鍋でも沸かせないことはないのですが、ケトルがあれば短時間で沸かすことができ、沸かした後のお湯の取り扱いも鍋よりもケトルの方が楽なため、ケトルは必要なアイテムです。
また、調理時以外でも、暖かいスープやコーヒーを飲みたい時にもケトルが活躍します。
カップ麺を食べたい時にもケトルがあると便利ですね!
レードル(お玉)
意外かもしれませんが、キャンプの料理においては、レードル(お玉)も非常に重要なアイテムです。
キャンプ飯は雑炊やスープ系、カレー等といった液体や半液体のメニューが多いため、これらの料理を食器に盛る際にレードルが必要になります。
また、レードルがあると、調理中も汁物の取り扱いが非常に便利になります。
このため、キャンプの料理ではレードル(お玉)も必要不可欠のアイテムです。
食器類
これは言わずもがなですが、キャンプで作った料理を食べる際に必要になるのが食器です。
先述のとおりキャンプでは汁物の料理を作ることも多いため、お皿については、深めのものと浅めのものがあると便利です。
また、カトラリー(フォークやスプーン等)についても一通りそろえておくと、使い捨てのものを使う必要がなくなって地球にもやさしくキャンプを楽しむことができます。
キャンプの料理であるとより便利な6つのアイテムを解説
次に、キャンプの料理であると便利な6つのアイテムは以下のとおりです。
フライパン又はスキレット
フライパンやスキレットは食材を炒めたり熱を通す際に重宝するアイテムです。
例えば、キャンプで1泊した翌朝の朝ご飯でソーセージを炒めたりスクランブルエッグを作る際にフライパンやスキレットがあると便利です。
食材に火を通す必要のないメニューを選べばフライパンやスキレットは必須アイテムではありませんが、美味しくて手軽にできる料理のほとんどは熱を通す必要のあるメニューが多いです。
このため、フライパンやスキレットがあるとキャンプでの料理の幅が広がり便利です。
シェラカップ
キャンプで料理を作っている際に、調味料の分量を量る際にシェラカップがあると便利です。(目盛りがついているものが多いため)
また、シェラカップはスープ等の汁物を飲む際もお椀として使用できるため用途も豊富なアイテムです。
他の食器類で代用できるため、必要不可欠のアイテムではありませんが、あると便利なアイテムです。
ダッチオーブン
ダッチオーブンがあると、よりキャンプ飯らしいメニューを作ることが可能です。
例えば、パエリアやアクアパッツァ、ローストチキンやハーブを使った蒸し物等、ダッチオーブンがあるとより本格的なキャンプ飯を作ることが可能です
ダッチオーブンを使用して調理をする際、蓋をして焚き火の火にかけ、蓋の上にも焚き火をのせて調理をしている時間は、キャンプをしている充実感により浸ることができます。
ただし、ダッチオーブン自体は使用した後もシーズニング(油等を塗り込み表面に油膜を作ること)をして手入れする必要があります。
このため、手入れを負担に感じることがなく、本格的なキャンプ料理を楽しみたい方はダッチオーブンを持っておくと便利です。
ホットサンドメーカー
ホットサンドメーカーはキャンプ中の軽食や朝食でホットサンドを作る際にあると便利なアイテムです。
また、ホットサンド以外にも、ソーセージや餃子等を炒める際にも活躍するアイテムです。
片手で取り扱うことができるため、調理面では重宝するアイテムなのですが、一方で形状が細長いため収納面での工夫が必要です。
食材に熱を通す場合は他の調理器具でも代用が効くため、不可欠のアイテムではありませんが、ホットサンドを作る際はあると便利なアイテムのひとつです。
コーヒードリッパー
キャンプでコーヒーを淹れる場合にはコーヒードリッパーがあると便利です。
自然に囲まれたキャンプ地で淹れたてのコーヒーを飲む時間は本当に至福のひとときです。
キャンプで飲むコーヒーが好きな方は非常に多いです
かくいう筆者もキャンプで飲むコーヒーが大好きなキャンパーのひとりです!
とはいえ、コーヒー豆の種類にこだわらなければドリッパーを使わずとも市販のドリップバッグがあればコーヒーを淹れることが可能であるため、コーヒードリッパーは不可欠のアイテムではありません。
コーヒーが好きでコーヒー豆にもこだわりたい方にとっては、ドリッパーがあるとキャンプ地でコーヒーを飲む際の喜びが増すためオススメです。
キャンプで飲むコーヒーが美味しい理由については以下の記事をご覧ください。
コーヒーミル
コーヒーミルもあると便利なコーヒーアイテムのひとつです。
好みのコーヒー豆をキャンプ地で挽いて淹れたい場合はコーヒーミルが必ず必要です。
コーヒー好きにとっては、豆を挽いている最中に出てくる香りもコーヒーの楽しみのひとつです
ただし、先述のとおり市販のドリップバッグがあればコーヒーを淹れることが可能であるため、コーヒーミルは不可欠のアイテムではありません。
好みのコーヒー豆をキャンプ地で挽いて飲みたい方はコーヒーミルを持っておくことをオススメします。
コーヒー豆の挽き具合毎の味の特徴や適した抽出方法については以下の記事をご覧ください。
まとめ
キャンプ料理において鍋系調理器具が必要な4つの理由は以下のとおり。
キャンプで料理をする際に必要な13のアイテムのうち、不可欠な7つのアイテムと、あるとより便利な6つのアイテムは以下のとおり。
キャンプの料理であるとより便利なアイテムは以下のとおり。
本記事が、キャンプ料理に必要なアイテムでお悩みの方にとって少しでも参考になれば幸いです
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