「キャンプに持っていく荷物が増えてきたから持っていきたいものを持って行けなくなった…」
「荷物を車に積みすぎて運転時に後ろが見えなくて怖い…」
「車に積める荷物の量を増やしたい!」
「いろんなルーフキャリアがあるけど自分にはどれが合っているのか分からない…」
こちらの記事はこのようなお悩みやご要望をお持ちの方に向けて書いています。
キャンプをしていると、持っているキャンプギアがどんどん増えていきますよね。
キャンプギアが増えるとキャンプで過ごす時間がより楽しいものになるため、ギアの数が増えること自体は悪いことではありません。
一方、持ち物が増えるとキャンプ場に持っていくのはその分大変になるほか、所持しているキャンプギアの量が車の可能積載量を超えると、持っていくキャンプギアの数を泣く泣く絞る必要が出てきます。
また、車に可能積載量ギリギリの量の荷物を積み込んでしまうと、運転時にルームミラーでの後方確認が困難になったり、最悪の場合全く見えなくなったりと安全上の不都合にも見舞われることとなります。
お気に入りのキャンプギアを持って行けなくなるだけでなく、交通事故のリスクと隣り合わせでキャンプを続けるのは辛いですよね
キャンプを続けていると誰しもが悩まされる荷物問題ですが、この問題を解決してくれる心強い味方が「ルーフキャリア」です。
ルーフキャリアを車に備えておくと、車の上にも荷物を載せることができるため、車内のスペースに余裕が生まれて運転時の後方確認がしやすくなります。
また、ルーフキャリアを装備していると車自体もよりアウトドア感が出てカッコよくなります。
そんなルーフキャリアですが、いろんなタイプのものがあるため、どのルーフキャリアが自分に合っているか分からない!といったお悩みを持たれている方もおられると思います。
そこでこちらの記事では、愛車にルーフキャリアを装着して実際に使用している筆者が、ルーフキャリアのタイプや種類と、キャンプ用にルーフキャリアを選ぶ際の基準やポイントについてご紹介します。
キャンプ用にルーフキャリアの購入を検討されている方は是非ご覧ください!
ルーフキャリアがあることのメリットとデメリットとは?
キャンプ用のルーフキャリアについて紹介する前に、そもそもルーフキャリアを装着することでどのようなメリットやデメリットがあるのかを見ていきましょう。
ルーフキャリア装着のメリット
まずはメリットからですが、キャンプを楽しまれる方が車にルーフキャリアを装着することで得られる主なメリットは以下のとおりです。
ルーフキャリアを装着することの一番のメリットはやはり、荷物をよりたくさん運ぶことができるようになることです。
普段用途の無い車の屋根を積載スペースとすることで、これまで以上に車に荷物を積み込むことが可能になります。
持っていける荷物が増えると、キャンプでできることが増え、キャンプの時間がより楽しいものになります。
2つ目のメリットは後方確認しやすくなる点です。
ルーフキャリアが無い状態でたくさんの荷物を車に積み込もうとすると、アウトドアによく使用されるワゴン車やSUVの車は特にですが、車内が荷物で埋め尽くされてしまい、ルームミラーで後方確認が困難となってしまいます。
そんな時にルーフキャリアがあると、車内の積み荷の量を減らすことができ、ルームミラーで後方確認がしやすくなります。
サイドミラーでもある程度は後方確認できますが、サイドミラーだけでは死角ができるため、安全を確保するためにもルームミラーに頼った後方確認が大切です。
運転も含めて安全第一でキャンプを楽しみましょう!
3つ目のメリットは愛車のアウトドア感が増す点です。
これは車の見た目の話になるのですが、ルーフキャリアを装着することで愛車のアウトドア感が飛躍的にアップします。
装着したルーフキャリアにはお気に入りのステッカーを貼ったりしてアレンジを楽しむこともできます。
キャンプ地に連れて行ってくれる車も大切なキャンプギアのひとつです
自分だけのカスタマイズを楽しみましょう!
ルーフキャリア装着のデメリット
続いてデメリットです。
車にルーフキャリアを装着することのデメリットは以下のとおりです。
ルーフキャリアを装着すると、ルーフキャリアに乗せた荷物が走行中に落下するおそれがあります。
ルーフキャリアに乗せた荷物はネットやロープ等で固縛して落下防止を図るものの、やはり落下リスクをゼロにするのは困難です。
出発前や休憩の度に固縛状況をしっかり確認して、荷物の落下を未然に防ぐことが大切です。
2つ目は、ルーフキャリアを装着すると天井の低い場所に行きづらくなる点です。
ルーフキャリアを装着すると車高が高くなるため、立体駐車場などの天井が低い場所に行く際は、通行の可否をあらかじめ確認しておく必要があります。
確認不足で、いざ通行する際にルーフキャリアを天井に擦ってしまった(あるいはぶつけてしまった)というようなことにならないように注意が必要です。
3つ目は燃費が悪くなる点です。
ん?ルーフキャリアを装着するだけでなぜ燃料消費が増えるの?
と思われる方も少なくないと思います。
ルーフキャリアを装着することで直接的に燃料消費量が増加するわけではありません。
ルーフキャリアを装着した状態で車を走らせると、空気抵抗が大きくなるため、装着する前と比べて燃料1リットル当たりの走行可能距離が短くなります。
これによって燃費が悪くなります。
メリットとデメリットを把握した上でルーフキャリアを装着することが大切ですね!
ルーフキャリアにはどんな種類のものがあるの?
ルーフキャリアを装着するメリットとデメリットをご紹介したところで、本章ではそもそもルーフキャリアにはどのような種類のものがあるのかを見ていきましょう。
アウトドア全般で見てみるとルーフキャリアのタイプは幅広く、ボックスタイプのもの、ラックタイプのもの、スキーやスノーボードを挟み込んで固定するタイプのもの、自転車を固定するタイプのものなどが存在します。
これらの中で、キャンプでより活用しやすいボックスタイプのものとラックタイプのものを本章ではご紹介します。
ボックスタイプ
ボックスタイプのものは以下の写真のように開け閉めできるボックス内に荷物を収納できる仕様です。
ボックスタイプのものは写真のように比較的長尺のものが多く、荷物全体がボックスに覆われる点が特徴です。
ボックスタイプのメリットとデメリットはそれぞれ以下のとおりです。
ラックタイプ
ラックタイプのものは以下の写真のようにラックの上に荷物を載せ、ロープやネットで積載荷物を固縛する仕様です。
ラックタイプのものは写真のように縦横方向はラックの大きさによって制限があるものの、高さ方向については制限がなく、荷物全体が露出する点が特徴です。
ラックタイプのメリットとデメリットはそれぞれ以下のとおりです。
ルーフキャリアを選ぶ際の基準やポイントは?
ボックスタイプのルーフキャリアにも、ラックタイプのルーフキャリアにもそれぞれ特徴があるため、自身のキャンプスタイルや、かけられる予算などを踏まえてルーフキャリアを選ぶ必要があります。
とはいえ、初めてルーフキャリアを選ぶ際は、具体的にどんなポイントを基準に選べば良いのか分かりづらいですよね。
そこで本章では、前章で紹介したボックスタイプとラックタイプのメリット・デメリット等を踏まえて、ルーフキャリアを選ぶ際のポイントをご紹介していきます。
筆者が考えるルーフキャリアを選ぶポイント(基準)は以下のとおりです!
自身にあったルーフキャリアのタイプ(ボックスタイプかラックタイプか)を考える際に、上記4点すべてが合致することはなかなか無いかもしれませんが、ルーフキャリア選びの指標としてとらえていただけると幸いです。
それでは上記で紹介したルーフキャリア選びのポイントについて一つずつ考え方をご説明します!
ルーフキャリアに積み込む荷物がある程度雨に濡れても平気かどうか
こちらはルーフキャリア選びをする際に最も重要な基準です。
ルーフキャリアに積み込む荷物が雨に濡れては困る!という方は「ボックスタイプ」を購入されるのが望ましいです。
一方、多少雨にぬれても平気という方や、荷物に対して雨対策をするから平気という方は「ラックタイプ」でも「ボックスタイプ」でも問題ありません。
普段からルーフキャリアに積載する荷物がある程度決まっているかどうか
キャンプに行く際に、普段からある程度ルーフキャリアに積載する荷物がきまっているかも判断基準のひとつです。
「ボックスタイプ」は「ラックタイプ」と比べて積載の自由度が無いため、ルーフキャリアに積み込む荷物がある程度決まっていないと積み込み時に苦労します。
一方「ラックタイプ」は高さ方向の制限がないため、積載の自由度が高いです。
このため、キャンプ時にルーフキャリアに積む荷物がその時々で変わる方は「ラックタイプ」がオススメです。
ただし、あまりにも高さのある荷物を積み込んでしまうと積み荷の転倒や落下を招く恐れがあるため、積み荷はキチンと固縛しましょう!
キャンプギアの中でルーフキャリアの優先順位が高いかどうか
キャンプギアの中でルーフキャリアの優先順位がどの程度高いかもルーフキャリア選びの大切なポイントです。
ルーフキャリアの優先度が高い方は、少々高額であっても自分が好むタイプのルーフキャリアを購入されることをオススメします。
予算があれば「ボックスタイプ」であっても「ラックタイプ」であっても、ルーフキャリア選びの選択肢を増やすことができます。
ボックスタイプは比較的高額のものが多いですが、スタイリッシュなため車との一体感が出ます
一方、ルーフキャリアが必要であるものの、優先度やこだわりがそこまであるわけではなく、なるべく低予算で押さえたい場合には「ラックタイプ」のものから選ぶことをオススメします。
ルーフキャリアは一度購入すると長く使用するものなので、可能な限り自分の好みに合ったルーフキャリアを選ぶようにしましょう。
ルーフキャリアに望むものが「スマートさ」か「ワイルドさ」か
ルーフキャリアのスタイルに望むものが「スマートさ」か「ワイルドさ」かも重要な指標の一つです。
キャンプや愛車のスタイルにスタイリッシュさやスマートさを求める方には、ルーフキャリアはやはり「ボックスタイプ」がオススメです。
「ボックスタイプ」は車との一体感を演出してくれるため、スマートさを重視される方にはボックスタイプがオススメです。
一方、キャンプやキャンプギアに「ワイルドさ」や、より強いアウトドア感を求める方には、ルーフキャリアは「ラックタイプ」がオススメです。
「ラックタイプ」はやはり無骨なデザインのものが多く、アレンジ性や遊び感があるため、ワイルドさを重視される方にはラックタイプがオススメです。
用途やスタイルに応じたオススメルーフキャリアをご紹介
これまで紹介してきたルーフキャリアタイプ毎の特徴や選択のポイントを踏まえて、ここからは用途やスタイルに応じたオススメルーフキャリアタイプを紹介していきます。
キャンプギアは絶対に雨に濡らしたくない、スタイリッシュな愛車にマッチするスマートなルーフキャリアがほしい!という方には以下のようなボックスタイプのルーフキャリアがオススメです。
積載量が300Lと大容量であり、左右両開きのためボックスタイプの短所である荷物の積み下ろしの手間が軽減されるモデルです。
また、コストの面もボックスタイプの中では比較的安価であるため、手を出しやすいルーフキャリアです。
多少の雨は雨対策で何とかするから、自由に積み込める無骨なルーフキャリアが欲しい!という方には以下のようなラックタイプのルーフキャリアがオススメです。
ラックタイプは何といってもそのワイルドさが大きな魅力です。
また、縦横のスペースが広いため、比較的大きな荷物でも載せることができます。
ルーフキャリアは設置するためには、左右のルーフレールの橋渡しとなる「ベースキャリア」も必要となるため、設置に必要な資材は事前にそろえるようにしましょう。
最後に注意点をひとつ!
ルーフキャリアに荷物を積む際はくれぐれも積荷の転倒や落下には注意しましょう!
積荷の転倒防止や落下防止もユーザーの重要な責任です!
安全に留意してキャンプを楽しみましょう!
まとめ
- キャンプで活躍するルーフキャリアの代表格は「ボックスタイプ」と「ラックタイプ」
- ボックスタイプの「スマートさ」やラックタイプの「ワイルドさ」のようにルーフキャリアのスタイル毎に特徴がある
- コスト面や防水機能、スマートさやワイルドさといった特徴を踏まえて自分に合ったルーフキャリアを選ぶことが大切
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