「キャンプに行くときは一般的にどんなスケジュールで過ごすの?」
「1回のキャンプの準備から終わりまでの全体スケジュールを知りたい!」
「キャンプ当日のタイムスケジュールも知りたい!」
こちらの記事はこのような疑問や要望をお持ちの方に向けて書いています。
キャンプをこれから始められる方にとって、「1回当たりのキャンプの全体スケジュール」は気になることのひとつではないでしょうか。
「キャンプに行く準備~キャンプ当日~キャンプ場から帰宅」までの全体スケジュールは、1度キャンプを経験してみないとなかなかイメージするのが難しいです。
とはいうものの、キャンプ初心者の方は、初めてのキャンプで勝手が分からない中準備を進めているため、少しでもキャンプの全体スケジュールがイメージできると安心できますよね。
そこでこちらの記事では、1回のキャンプの準備から終わりまでの全体スケジュールとキャンプ当日のタイムスケジュールを詳しく解説します。
季節を選ばず1年を通してキャンプに行く筆者が、実際にキャンプで過ごすスケジュールをベースに詳しく紹介します
結論(1泊2日キャンプの全体スケジュールとタイムスケジュール)
先に結論を記載します。
本記事では以下の設定条件のもと、1泊2日キャンプのスケジュールを解説しています。
1回の1泊2日キャンプの準備から終わりまでの大まかな全体スケジュールは以下のとおりです。
また、1泊2日キャンプの1日目と2日目のタイムスケジュールは以下のとおりです。
以降で詳細を解説します!
1泊2日キャンプの大まかな流れはどんな感じ?
1泊2日キャンプの全体スケジュールとタイムスケジュールの解説に入る前に、本章では、そもそも1泊2日キャンプはどのような流れで過ごすのかを大まかにご説明します。
1泊2日キャンプの大まかな全体スケジュール(キャンプ前準備~キャンプ1日目~キャンプ2日目)は以下のとおりです。
こうして見ると、キャンプ1日目は比較的やることが多くて忙しいことが分かります
以降の章では、1泊2日キャンプの「キャンプ前準備」、「キャンプ1日目」、「キャンプ2日目」それぞれについてスケジュールを解説していきます。
なお、1泊2日キャンプのスケジュールについては、以下の設定条件のもと解説します。
キャンプ前準備のスケジュールを解説(~キャンプ前日まで)
まずは「キャンプ前準備」のスケジュールを解説します。(以下オレンジ部)
キャンプは体力を使うため、出発前日は早めに寝るようにしましょう!
以降で、キャンプ前準備のスケジュールを項目毎に解説します。
キャンプ場予約(1か月前まで)
キャンプ前の準備として、まずはキャンプ場の予約をします。
森の中や湖畔、海の近く等人それぞれ好みのロケーションがあるので、好きなロケーションのキャンプ場を予約しましょう。
初心者キャンパーの方にオススメなのは「高規格キャンプ場(設備が整ったキャンプ場)」ですが、高規格キャンプ場は予約が埋まってしまうのが早いため、早めの予約をオススメします。
キャンプ場予約時期の目安はキャンプに行く1か月前ですが、人気のキャンプ場は1か月前でも予約が埋まってしまうため、行きたいキャンプ場は数か月前から目星をつけられることをオススメします
初めてキャンプ場を予約する際に、キャンプ場に関して気になる点がある場合は電話予約をしましょう。
ネットで予約する場合にも、気になる点があれば質問フォームに質問事項を記載して確認しましょう。
キャンプ場の天気予報確認(1週間前~2日前)
キャンプ当日の1週間前~2日前まで近づいてきたら、キャンプ場周辺の天気予報を調べます。
晴天や曇り予報であれば問題ないのですが、雨予報である場合は注意が必要です。
キャンプ初心者の方にとって雨キャンプはハードルが高く、雨の中強行してキャンプに行くと辛い思いをする可能性が高いです。
また、降水量が多くなる見込みの場合はキャンプの日程を改めることも検討しましょう。
日程を改めると、キャンプ場によってはキャンセル料が発生する場合がありますが、身の安全に変えることはできません。
最優先すべきは安全ですので、天気予報は事前によく確認しましょう
キャンプ道具準備と車への積み込み(前日まで)
天気を含めてキャンプ場に行ける見込みが立ったら、キャンプに持っていく道具の整理と準備をします。
荷物を可能な限り少なくするために、持っていくものと置いていくものを仕分けましょう
キャンプに持っていく荷物が決まったら、車に積み込みましょう。
キャンプの荷物は重たいものが多いため、車への積み込みには大きな労力を必要とします。
キャンプ当日に急いで積み込みをすると、疲弊するだけでなく忘れ物をするおそれもあるため、車への積み込みは前日までに終わらせるようにしましょう。
泊まりキャンプの必携持ち物については以下の記事をご覧ください。
食材の下準備(前日又はキャンプ出発前まで)
荷物の準備と車への積み込みが大方終わったら、キャンプの食材の準備をします。
食材を他の荷物と合わせて前日に車に積んでしまうと食材が傷むおそれがあります。
このため、食材の下準備は前日又はキャンプ出発前までに済ませ、キャンプ1日目の出発時に車に積み込みましょう。
キャンプ1日目のスケジュールを解説(自宅出発~キャンプ場にて就寝)
本章ではいよいよ、「キャンプ1日目」のスケジュールを解説します。(以下オレンジ部)
また、キャンプ1日目のタイムスケジュールは以下のとおりです。
食材等を車へ積み込んだらいよいよキャンプ場へ向けて出発です。
以降で、キャンプ1日目のスケジュールを項目毎に解説します。
出発/キャンプ場への移動~昼食(午前中~12:00)
キャンプ1日目はの午前中は、キャンプ場への移動がメインです。
買い忘れたものをキャンプ場までの道中で買い足したり、キャンプ場付近の道の駅等でご当地の食品を購入したりもします。
また、13:00にチェックインするとすぐ設営に入るため、昼食の時間がなかなか取れないことから、キャンプ1日目の昼食は移動中に済ませます。
キャンプ場到着/チェックイン(13:00)
キャンプ場に到着したら、まずはチェックインを済ませます。
チェックイン時には、キャンプ場から以下のような説明を受けます。
キャンプ場の管理棟には売店があることが多いので、どんなものが売られているのかを見ておきましょう
忘れ物が発覚した際に購入できます!
サイト設営(13:00~15:00)
チェックインが終わったら、利用するサイトに行ってサイト設営に取り掛かります。
今回解説するスケジュールの条件のひとつである「オートキャンプ場」は、サイトに車を横付けできるため、荷物の運搬労力が少なく済みます。
テントやタープ、テーブルやイス、たき火台等使用するキャンプギアを設営していきます。
キャンプを初めて間もない頃の設営には大体2時間程度かかります
時間に追われ焦ってケガをしないように、一つ一つ確実に済ませていきましょう
設営がひと段落してきた段階で、持参したランタンやライトがしっかり使えるか(明るいか)を確認しておきましょう。
夜になってから明かりがつかないことに気づくと非常に困るため、日中の段階で確認しておきましょう。
のんびりタイム/たき火(15:00~17:00)
設営が済んだら、ここからはのんびりタイムです。
のんびりとコーヒーを飲んだり、読書や散歩をしたり、好きなことをしてのんびり過ごします。
夏の時期であれば、カヌー等のアクティビティを楽しみます。
夕食/たき火/お風呂/のんびりタイム(17:00~22:00)
夕方を迎えたら、夕食の準備に取り掛かります。
下準備をしてきた食材を使用して夕食をとりましょう。
火が暮れてきたら、キャンプの醍醐味のひとつ「たき火」を始めます。
たき火を熱源にして調理をすることもあります。
今回の記事では夕方の時間帯にたき火を記載しましたが、冬のよに寒い季節だと日中からたき火をすることも多いです
夕食が終わったらお風呂に入ります(又はシャワーを浴びます)。
キャンプ場にお風呂があるところは、キャンプ場のルールに従ってお風呂を利用します。
キャンプ場にお風呂が無い場合は、キャンプ場付近の銭湯等を利用することもあります。
ただし、夜から翌朝にかけてキャンプ場の出入口を閉鎖するところが多いため、出入り可能な時間帯(門限)はあらかじめ押さえておきましょう!
お風呂も済んだら再びのんびりタイムです。
たき火を続けるもよし、読書をするもよし、星空を眺めるもよし、好きなことをして過ごします。
たき火のやり方については以下の記事をご覧ください。
クワイエットタイム始まり(22:00~)
キャンプ場によって若干の前後はありますが、22:00頃からクワイエットタイムを迎えます。
- 夜から明け方の時間帯にかけて、音や光を押さえてなるべく静かに過ごす時間帯のこと
- 22:00~翌7:00あたりの時間帯を設定しているキャンプ場が多い
- 就寝されている方もおられるため、声やランタンの灯りもなるべく押さえて過ごす
声や明かりを押さえて、キャンパーみんなでマナーを守って素敵な時間を過ごします。
その他キャンプ場でのマナーについては以下の記事をご覧ください。
就寝準備/就寝(22:00~23:00)
就寝の準備をします。
歯を磨いたり、パジャマに着替えます。
食材やごみを出しっぱなしにしていると、動物が来て荒らされることがあるため、食材はクーラーボックスへ入れ、ごみはキチンとゴミ箱に入れてフタを閉めます。
夜中に急に雨が降る場合もあるため、外に出している荷物はなるべくテント内もしくはタープの下に移動させます。
また、火事防止のため、眠る前にたき火の残り火が無いことをしっかりと確認しましょう。
夜のキャンプ場は非常に静かなため、小さな音でも非常によく聞こえます。
このため、音が気になって眠れないことを予防するために、就寝時には耳栓をつけます。
視界を遮断したい方にはアイマスクを合わせて利用されることをオススメします
就寝準備が整ったら、テント内の灯りを消して、シュラフ(寝袋)に入って眠ります。
キャンプ2日目のスケジュールを解説(キャンプ場にて起床~帰宅)
本章では、「キャンプ2日目」のスケジュールを解説します。(以下オレンジ部)
また、キャンプ2日目のタイムスケジュールは以下のとおりです。
起床・クワイエットタイム終わり(6:00~7:00)
2日目の朝を迎えます。
7:00頃になると、クワイエットタイムが解除されます。
夏の時期以外のキャンプ場の朝は冷え込みますが、朝の散歩は気持ちよいのでオススメです
朝食(7:00~7:30)
朝食の準備に取り掛かります。
2日目は片付け作業に時間を要するため、キャンプに慣れないうちは、ホットサンドやスープ等の手軽に作れるメニューがオススメです。
しっかりと食べて片付け作業に備えましょう!
のんびりタイム(7:30~8:30)
片付けに取り掛かるまでの時間をのんびり過ごします。
読書や散歩等好きなことをしてのんびりと過ごします。
朝のたき火も楽しいのですが、たき火台を片付けるのに冷めるのを待つ必要があるため、片付け作業に影響する可能性があります。
このため、チェックアウト日の朝たき火は、ある程度片付けの時間配分が把握できてからがオススメです
朝たき火をしてからたき火台を片付ける際は、ヤケドにも注意しましょう!
片付け(8:30~11:00)
朝食後にすこしゆっくりと過ごしたら、片付けに取り掛かります。
楽しいキャンプの時間も終わりに近づいてきます…
慣れないうちの片付け作業は余裕を持って2時間半程度見積もることをオススメします。
テントやタープの片付け方が定着しないうちは、ネットで動画などを見ながら片付け作業をすることがあるため、どうしても時間がかかります。
片付けたキャンプギアを車に載せていく作業にも非常に時間がかかります。
また、例えば、車への荷物を8割方積み終わった後に、詰め方が悪く車に荷物が入りきらない!となった場合は荷物の積み直しに時間を要することもあります。
筆者は今でも荷物の積み直しに時間がかかることがあります…
結露や雨等でテントやタープが濡れている場合も片付け作業に時間を要することになるため、片付け作業は時間に余裕を持って取り掛かるようにしましょう。
また、一通り片付け作業が完了したら、サイトに忘れ物をしていないか再度確認しましょう。
特にペグの抜き忘れには気をつけましょう!
片付け作業時の結露や雨への対策については以下の記事をご覧ください。
チェックアウト/キャンプ場出発(11:00)
車への積み込みが完了したら管理棟に行ってチェックアウトをします。
チェックアウトが完了したらキャンプ場を後にします。
帰り道で昼食
チェックアウト後はすぐお昼の時間帯となるため、家から距離のあるキャンプ場の場合は自宅への帰り道で昼食をとりましょう。
帰る途中で道の駅等に寄り道するのも楽しいので、体力が残っていればオススメです。
帰宅
帰宅したら、車の荷物を自宅へ持って入ります。
実はこの作業もなかなか大変です
キャンプで使用した道具や着替え等をきちんと片付けたら1泊2日のキャンプは終わりです。
まとめ(慣れるまでは日程を詰め込みすぎないことが大切)
1泊2日キャンプのスケジュールの解説に当たって以下の条件を設定。
上記の設定条件に基づく1泊2日キャンプの大まかな全体スケジュール、1日目のタイムスケジュール、2日目のタイムスケジュールは以下のとおり。
キャンプに慣れないうちは時間に追われがちになるため、スケジュールを詰め込みすぎないようにしましょう。
キャンプの勝手に慣れてきたら、徐々に予定を増やしていきましょう。
本記事が、これからキャンプを始められる方にとって少しでも参考になれば大変嬉しいです
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