「コーヒーを淹れたあとの出がらし(残りかす)を捨ててしまうのがもったいない気がする…」
「コーヒーの出がらしの良い香りを有効活用する方法はないの?」
こちらの記事はこのような疑問や望みをお持ちの方に向けて書いています。
自宅や職場などで日ごろからコーヒーを飲まれる方は多いと思います。
ところで、コーヒーを淹れた後に残るコーヒーの出がらし(残りかす)はどうされていますか?
良い香りがするけど、用途が無いから捨てるしか…
出がらしはコーヒーを抽出した後の残りかすであるため、コーヒーを淹れ終わると廃棄するのが一般的です。
ただ、出がらしであってもコーヒー特有の良い香りがあるため、廃棄してしまうのは何となくもったいないような気もしますよね。
実は、コーヒーの出がらしを有効活用する方法があるのをご存知でしょうか。
コーヒー抽出後の出がらしは、しっかりと乾燥させることで有効活用することができます。
こちらの記事では、コーヒーの出がらしの活用術と出がらしをしっかり乾燥させる方法について紹介していきます。
出がらしを有効活用できると、余すことなくコーヒーを楽しめそうですね!
コーヒーを美味しく飲むための豆の買い方については以下の記事をご覧ください。
コーヒーの出がらしには香りが残ってるの?
コーヒーの抽出が終わった出がらしには香りが残っているのでしょうか。
答えは「Yes」です。
抽出が終わった後であるため、挽きたてのコーヒー豆に比べて若干弱くなっているものの、抽出後のコーヒー豆(出がらし)からも香りを感じることができます。
抽出したてのコーヒー豆は湿っていますが、これを乾燥させることによってさらに香りが際立ちます。
この香りを用いて、抽出後のコーヒー豆(出がらし)を有効活用する方法があります。
また、コーヒーの出がらしには香り以外にも有効活用できるポイントがあります。
コーヒーの出がらしを有効活用する方法について次章でご紹介します
コーヒーの出がらしの有効活用術3選
コーヒーの出がらしを有効活用する3つの方法をご紹介します。
それぞれの活用術について以下で詳細をご紹介します。
いずれの方法で使用する際もキチンと乾燥させて使用するようにしましょう!
消臭
コーヒーの出がらしには消臭の作用があります。
自宅の中でニオイが気になるところに置いておくことで、気になるニオイを消したり、和らげたりしてくれます。
緑茶などを飲む際に使用するティーバッグにコーヒーの出がらしを入れて使用すると、コーヒーの出がらしが散乱する心配がありません。
冷蔵庫や電子レンジ、下駄箱やゴミ箱、トイレなどのニオイが気になる場所に置いておくことで消臭の効果があります。
特にコーヒーの出がらしには、アンモニアの匂いを和らげる作用があるため、トイレに置いておくことはオススメです。
食器類の汚れ落とし
コーヒーの出がらしは、食器類の汚れ落としに活用することができます。
カレーやシチューなどの、汚れやニオイが残りやすい料理を作った後の食器類を片付ける際、こびりついた汚れやニオイがなかなか取れずに苦労することが多いですよね。
そんなときにもコーヒーの出がらしが活躍します。
汚れについては、洗浄用スポンジにコーヒーの出がらしを振りかけて食器類をこすることで、コーヒーがもともと持つ酸性と相まって汚れを落としやすくなります。
ニオイについては、フライパンや鍋などの対象の調理機材にコーヒーの出がらしを入れ、水を1/3程度入れてからグツグツと沸騰させることで、こびりついたニオイを除去することができます。
キャンプで食器類を洗う際にも大活躍です!
蚊よけ
蚊はコーヒーの香りを苦手としているため、しっかりと乾燥させたコーヒーの出がらしを小皿にとり、火をつけることで蚊よけに活用することができます。
コーヒーの出がらしに火をつけても、ごうごうと燃えるわけではありませんが、出てくる煙が蚊よけの効果を担ってくれます。
蚊よけに使用する際は、コーヒーの出がらしをしっかりと乾燥させ、水気を飛ばしておかないと火が付かないため、入念に乾燥させるようにしましょう。
また、風が強い場所では、せっかく準備したコーヒーの出がらしが飛ばされてしまうため、風の弱い場所で使用するか、風が強い場所でやむなく使用する場合は風よけ対策をするようにしましょう。
コーヒーの出がらしを使えばリーズナブルに蚊よけができます
コーヒーの出がらしをしっかり乾燥させる方法
抽出したてのコーヒーの出がらしは水分を多く含んでいるため、先述した方法で活用するためにはしっかりと乾燥させることが重要です。
本章では、コーヒーの出がらしを乾燥させる方法をご紹介します。
自然乾燥
自然乾燥は手間をかけずにできる点がオススメです。
天気の良い日に天日干しすることで、ほとんど手間をかけることなくコーヒーの出がらしを乾燥させることができます。
ただし屋外では、風が吹いているとコーヒーの出がらしが飛ばされてしまうおそれがあるため、天日干しをする場合は風よけ対策をしっかりとする必要があります。
電子レンジで加熱する
意外と便利なのが電子レンジによる乾燥です。
コーヒーの出がらしを小皿にとり、電子レンジで1分半~2分程加熱(出力は500Wか600Wが目安)することにより、コーヒーの出がらしの水分をかなり飛ばすことができます。
一度の加熱で水分が抜けきらない場合は複数回加熱することでしっかりと乾燥させることができます。
電子レンジによる加熱は手間がかからないだけでなく、ニオイがこもりがちな電子レンジ内の消臭もできる点でオススメです。
電子レンジ加熱は手間をかけることなくきちんと乾燥できます
フライパンで煎る
ある程度水分を飛ばしたコーヒーの出がらしを、よりしっかり乾燥させるのにオススメな方法がフライパンで煎る方法です。
フライパンで煎る分少し手間はかかりますが、よりしっかりと水分を飛ばすことができ、フライパン自体とキッチンの消臭もできる点が良いところです。
ただし、コーヒーの出がらし一粒一粒は軽量であるため、フライパンで煎る際は飛散させないように注意しましょう。
キッチンに香りが広がるのは嬉しいですが、飛散には十分に気をつけましょう!
まとめ
- コーヒーの出がらしを有効活用する主な3つの方法は、消臭、食器類の汚れ落とし、蚊よけ
- コーヒーの出がらしを乾燥させる主な方法は自然乾燥、電子レンジ加熱、フライパンで煎る
- フライパンで煎る場合は飛散させないよう注意が必要
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