クーラーボックスの使い方のポイント9点を解説!【保冷力を最大化】

クーラーボックス 使い方 キャンプ

(こちらの記事は2024年2月29日に更新されました)

「クーラーボックスを使いたいけど、効果的に冷やせる使い方が分からない」

「クーラーボックス内の食材や飲み物がいつも思ったように冷えてくれなくて困る…」

「クーラーボックスの保冷力を最大化するためのポイントが知りたい!」

こちらの記事はこのようなお悩みやご要望をお持ちの方に向けて書いています。

キャンプで楽しむイベントのひとつが、キャンプ地でする「飲み食い」です。

食事ではなく「飲み食い」と表現しているのは、おやつや軽食で燻製をしたり、温まるためにスープを飲んだり、お酒を飲んだりと、食事の他にもキャンプならではの飲食があるためです。

手軽に燻製を楽しむ方法については以下の記事をご覧ください。

このキャンプでの「飲み食い」を支える重要なキャンプギアのひとつがクーラーボックスです。

クーラーボックスはキャンプに欠かすことのできないキャンプギアのひとつです。

キャンプで使用する食材や飲み物などをクーラーボックスでしっかりと保冷することで、食べ物も飲み物もより美味しく楽しむことができます

そんなクーラーボックスですが、正しく使わないと中に入れる食材や飲み物を効果的に冷やすことができません。

保冷が不十分だと、冷たい飲み物が飲みたくなる夏のキャンプ時に飲み物がぬるかったり、最悪食材をダメにしてしまうなどのおそれもあります

なむ
なむ

キャンプで飲食を楽しむためには、保冷力を高める術を知っておくことも大切ですね

そこでこちらの記事では、クーラーボックスの保冷力を最大化するための使い方のポイント9点をご紹介します。

なむ
なむ

季節を選ばず1年を通してキャンプに行く筆者が、これまでのキャンプの経験を踏まえて詳しく解説します

この記事がオススメな人
  • キャンプでクーラーボックスの保冷がうまくできずに悩んでいる人
  • 保冷力を最大化するためのクーラーボックスの使い方を知りたい人
この記事を読むことでこんなことが出来るようになります
  • クーラーボックスの保冷で悩むことがなくなる
  • 保冷力を最大化するためのクーラーボックスの使い方を知ることができる
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結論(保冷力を最大化するための9つのポイントを解説)

結論

先に結論を記載します。

クーラーボックスの保冷力を最大化するための9つのポイントは以下のとおりです。

クーラーボックスの保冷力を最大化するための9つのポイント
  1. 食材などを入れる前に事前にクーラーボックス内を冷やしておく
  2. 冷凍された食材などは調理に影響のない範囲で冷凍状態のまま入れる
  3. 用途に合わせて食材をジップロック等で小分けに整理して入れる
  4. 食材などを詰める際はなるべく隙間ができないように入れる
  5. 保冷剤はクーラーボックス内で底面や壁面だけでなく食材などの上にも置く
  6. 開け閉めは必要最小限とするよう努める
  7. 地面には直置きしない
  8. 直射日光のあたるところに放置しない
  9. 寒い時期にはテントの外に置いておく(特にソフトクーラーボックスの場合)
なむ
なむ

以降で詳細を解説します!

クーラーボックス内で食材等が冷やされる仕組みを紹介

クーラーボックス どのように 冷やされる

クーラーボックスの効果的な使い方をご紹介する前に、クーラーボックス内ではどのように食材などが冷やされているのかを見ていきましょう。

クーラーボックス内では以下のイメージのように、保冷剤の冷気が上から下に伝わることで食材などが冷やされています

クーラーボックス内 冷やされ方
クーラーボックス内の食材などの冷やされ方

一般的に、空間の中では、冷たい空気は下に溜まりやすく、逆に暖かい空気は上に溜まりやすいです。

このため、クーラーボックスの中でも同様に、冷気は上から下方向に向かって伝わります。

時間がたてばやがてクーラーボックス内全体の温度が下がるため全体が冷やされますが、しっかりと冷やすためには、食材などの上に保冷剤を置く配置が効果的です。

クーラーボックス内を冷やすためには、クーラーボックスの仕様(特に断熱性など)も大きく影響します。

次章ではクーラーボックスにはどのようなタイプのものがあるのかをご紹介します。

クーラーボックスの種類と特徴を解説(ハードタイプとソフトタイプ)

クーラーボックス 種類

クーラーボックスにはどんな種類やタイプのものがあるのかを本章でご紹介します。

まず、クーラーボックスの種類には「ハードクーラーボックス」と「ソフトクーラーボックス」があります。

両者の特徴の違いを「断熱性」、「持ち運び性」、「収納性」、「適した季節」の項目で比較した結果は以下の通りです。

ハードクーラーボックスソフトクーラーボックス
断熱性
持ち運び性
収納性
使いやすい季節春、夏、秋、冬、初春

【凡例】 〇:優れている  △:若干劣る
ハードクーラーボックスとソフトクーラーボックスの特徴比較

ハードクーラーボックスの特徴を解説

ハードクーラーボックス断熱性に優れているため食品などの保冷力が高いのが優れている点です。

また、クーラーボックス自体が固いため、クーラーボックスの上に物を置くこともできます。

一方、ハードクーラーボックスは容積が大きいため、持ち運びに労力が必要な点と、車に積む際に広いスペースが必要になる点がデメリットといえます。

ハードクーラーボックスは断熱性が高いため、気温が高い春、夏、初秋の季節に力を発揮します。

ソフトクーラーボックスの特徴を解説

ソフトクーラーボックスはハードクーラーボックスとは違い、形状が可変でありコンパクトであるため、持ち運びや車に積むのが容易である点が優れている点です。

また、折りたたみも可能であるため、使用していない時に収納しやすい点も優れている点です。

一方、ソフトクーラーボックスはハードクーラーボックスと比べて断熱性が劣るため、真夏の時期に長時間の保冷を期待するのは難しい点がデメリットといえます。

ソフトクーラーボックスは断熱性に劣るものの、気温が下がってしまえば断熱性の影響が小さくなるため、寒い季節である秋、冬、初春に使いやすくなります。

VASTLAND

保冷力を最大化するクーラーボックスの使い方のポイント9点を徹底解説!

クーラーボックス 効果的 使い方

クーラーボックス内で食材などが冷やされる仕組みとクーラーボックスのタイプや特徴についてここまで紹介してきました。

本章では、クーラーボックスの保冷力を最大化するための使い方について本章でご紹介していきます。

食材などをしっかりと保冷するためには、以下に示す「クーラーボックスの保冷力を最大化するための9つのポイント」を押さえることが大切です。

クーラーボックスの保冷力を最大化するための9つのポイント
  1. 食材などを入れる前に事前にクーラーボックス内を冷やしておく
  2. 冷凍された食材などは調理に影響のない範囲で冷凍状態のまま入れる
  3. 用途に合わせて食材をジップロック等で小分けに整理して入れる
  4. 食材などを詰める際はなるべく隙間ができないように入れる
  5. 保冷剤はクーラーボックス内で底面や壁面だけでなく食材などの上にも置く
  6. 開け閉めは必要最小限とするよう努める
  7. 地面には直置きしない
  8. 直射日光のあたるところに放置しない
  9. 寒い時期にはテントの外に置いておく(特にソフトクーラーボックスの場合)

食材などを入れる前に事前にクーラーボックス内を冷やしておく

クーラーボックスを使用する際は、食材などを入れる前に事前にクーラーボックス内を冷やしておきましょう。

食材を入れる前にアイスブロックや保冷剤などであらかじめ冷やしておくことで、食材を入れた段階から保冷できるため、食材などを効率的に保冷することができます。

キャンプに出掛ける当日の朝にあらかじめ保冷をしておいて、出掛ける直前にクーラーボックスに食材などを入れ込むと効果的に保冷できます。

冷凍された食材などは調理に影響のない範囲で冷凍状態のまま入れる

冷凍された食材などは、なるべく冷凍状態のままクーラーボックスに入れるようにしましょう。

冷凍状態のままクーラーボックスに入れることで、冷凍された食材などがクーラーボックス内の保冷を手伝ってくれます。

ただし、お肉などの解凍に時間のかかる食材については、解凍されていないと現地で調理ができなくなってしまうため、調理に影響のない範囲で冷凍状態のまま入れるようにしましょう。

急ぎで使わないペットボトル入りの水などを持っていく場合は、ペットボトルごと凍らせておくことで保冷剤代わりとして使用できるためオススメです。

用途に合わせて食材をジップロック等で小分けに整理して入れる

後段でもご紹介しますが、クーラーボックスの開閉は中の冷気を逃がす(=保冷を妨げる)要因となるため、開閉回数や開けている時間は必要最小限に控えることが望ましいです。

このため、食材などは使用用途に合わせてジップロックなどで小分けに整理しておきましょう。

あらかじめ用途毎に小分け整理しておくことで、実際に使用する際に食材の取り出しがスムーズにでき、クーラーボックスの開閉回数と開けている時間を必要最小限にすることができます。

なむ
なむ

準備段階で小分けにしておくと、必要食材のチェックも一緒にできて、食材忘れを防ぐこともできるため大変オススメです

食材などを詰める際はなるべく隙間ができないように入れる

クーラーボックス内にはなるべく隙間ができないように食材などを入れ込みましょう。

隙間があると、隙間の空気を冷却することにも保冷剤が使われてしまうため、保冷剤などが融けるのが早くなってしまいます。

隙間ができてしまう場合は隙間部に氷を入れるようにしましょう

氷を入れ込むことで重くなるのが辛い場合は、新聞紙などを入れ込んで空いた隙間を埋めてしまうのもオススメです。

保冷剤はクーラーボックス内で底面や壁面だけでなく食材などの上にも置く

保冷剤はクーラーボックスの形状などを踏まえて、底面や壁面に配置されることが多いと思いますが、食材などを入れ込んだ後に最上段にも入れるようにしましょう。

本記事でご紹介したとおり、冷たい空気は上から下方向に向かうため、保冷剤を食材などの上側にも配置することでクーラーボックス内を効果的に保冷することができます

クーラーボックスの形状や食材などの入れ込み具合によっては難しい場合もありますが、なるべく上側にも保冷剤を入れるようにしましょう。

開け閉めは必要最小限とするよう努める

クーラーボックスを開けると中の冷気が外に逃げてしまいます。

このため、クーラーボックスの開閉回数と開けている時間は必要最小限にとどめるようにしましょう。

先述のとおり食材などをジップロックで用途ごとに分けておくことや、調理時はなるべくまとめて食材などを出し入れすることも効果的です。

地面には直置きしない

クーラーボックスを地面に直置きすると、地面からの放熱によりクーラーボックスが温められてしまいます。

このため、クーラーボックスは地面に直置きせずにスタンドやラックなどの上に置くようにしましょう。

スタンドや棚には耐荷重があるため、使用するクーラーボックス(食材など含む)の重量を踏まえて選ぶようにしましょう。

【hinataストア】

直射日光のあたるところに放置しない

直射日光のあたる場所にクーラーボックスを放置してしまうと、クーラーボックスが温められてしまいます。

設営時には、直射日光の当たらない場所にクーラーボックスを置くようにしましょう。

また、設営してから時間が経つと太陽の位置が変わります。

太陽の位置が変わることでに日差しの向きが変わるため、設営から時間が経っても直射日光が当たっていないことには気を配るようにしましょう

なむ
なむ

油断するといつの間にか直射日光が当たっていることがあるので気をつけましょう!

寒い時期にはテントの外に置いておく(特にソフトクーラーボックスの場合)

ソフトクーラーボックスを使用している時は特にですが、冬などの寒い時期には、日中に限りクーラーボックスはテントの外に置いておくのも有効な手段です。

寒い時期はテント内でストーブなどの暖房器具を使用するため、テントの中はテントの外よりも温度が高くなります。

テントの中にクーラーボックスを置いておくとクーラーボックスが温められてしまうため、寒い時期の日中にはクーラーボックスはテントの外に置いてみましょう

夜は動物などが寄ってくる可能性があり、暖房器具を使用しないことでテント内も温度が下がるため、テント内に忘れず入れましょう

なむ
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なお、日中であってもテントの外に置いている時は、動物などが寄ってこないように気をつけましょう

また、テントの外にクーラーボックスを置ける時期は、クーラーボックスの保冷剤も夏場ほどは必要なくなるため、クーラーボックスの重量を減らすこともできます。

まとめ

  • クーラーボックスにはハードタイプとソフトタイプがあり、断熱性や収納性などの特徴が異なるため、時期やその他キャンプの予定を踏まえて使い分けすると効果的
  • 保冷力を最大化するためには、クーラーボックス内をあらかじめ冷やしておくことや保冷剤を食材などの上に配置するといった、本記事で紹介した9つのポイントを実践することが有効
なむ
なむ

本記事が、クーラーボックスの使い方でお悩みの方参考になれば幸いです

キャンプでの必携持ち物については以下の記事をご覧ください。

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