(こちらの記事は2024年3月1日に更新されました)
「冬にキャンプをしてみたいけど、冬キャンプに必要な持ち物が分からない…」
「冬にもキャンプを楽しみたいけど、寒いのはちょっと…」
「冬でも快適にキャンプを楽しむための持ち物を知りたい!」
こちらの記事はこのような悩みや要望をお持ちの方に向けて書いています。
「キャンプに慣れてきたから、冬にもキャンプをやってみたいな…」
冬のキャンプに興味や憧れを持たれるキャンパーの方は多いのではないでしょうか。
冬は他の季節と比べて空気が澄んでいるため、晴れた日の冬空を見上げると絶景を楽しむことができるなど、冬キャンプには冬にしか味わえない楽しさがあります。
また、せっかく始めたキャンプなので、できるだけオールシーズン楽しみたいですよね。
一方で、冬のキャンプは気候的にもかなり過酷なため、きちんと準備をしないと快適に過ごすことは難しいのも事実です。
せっかく冬キャンプに出掛けたのに、寒さであまり楽しめなかった…なんてことにはなりたくないですよね
冬キャンプで大切な準備はご存じのとおり寒さ対策です。
言い換えれば、寒さ対策をきちんとすることで冬のキャンプを快適に楽しむことができます。
そこでこちらの記事では、冬キャンプの良いところと冬キャンプならではの楽しみ、冬キャンプの防寒対策でマストの7つの持ち物を解説します。
季節を選ばず1年を通してキャンプに行く筆者が、冬キャンプの経験を踏まえて詳しく解説します
泊まりキャンプの必携キャンプギアについては以下の記事をご覧ください。
結論(冬キャンプの良さと楽しみ・防寒対策でマストの7つの持ち物)
先に結論を記載します。
冬キャンプの良いところと冬キャンプならではの楽しみ
冬キャンプの良いところと冬キャンプならではの楽しみは以下のとおりです。
冬のキャンプの防寒対策でマストの7つの持ち物
冬キャンプの防寒対策でマストの7つの持ち物は以下のとおりです。
以降で紹介を解説します!
冬キャンプの良いところと冬キャンプならではの楽しみを紹介
冬キャンプを楽しまれているキャンパーの方は大変多いですが、そもそも冬のキャンプはどんなところが楽しいのでしょうか。
季節を問わずにシンプルにキャンプを楽しむのももちろん良いですが、冬キャンプには「良いところ」や「冬キャンプならではの楽しめるポイント」があります。
本章では、冬キャンプの良いところと冬キャンプならではの楽しめるポイントをご紹介します。
実際に冬キャンプを楽しんでいる筆者がご紹介します
結論から述べると、冬キャンプの良いところと冬ならではの楽しみは以下のような点です。
虫がいない
春から秋までの季節は自然豊かなキャンプ場には虫が大変多くいます。
このため、虫刺されの対策はもちろんのこと、テントやその他キャンプギアなどにも虫の死骸がくっつくので片付けも大変になります。
一方冬の時期には虫がほとんどいないため、上記のような虫刺されの対策や、掃除や手入れの手間も少なくなります。
動物が少ない
動物が多い時期は、食べ物を探すために、ゴミをあさられることが多いです。
特にこちらが眠っている夜中にやってくることが多くあります。
真夜中に動物に起こされると寝不足になります…
冬の時期は、虫と同様に動物が少なくなります。
動物がやってくることで起こされるリスクが少なくなるため、夜も快適に眠ることができます。
空気が澄んでいるため星空がきれい
冬は大気中のチリや水蒸気が少なくなるため、他の季節に比べて空気が澄みやすいです。
空気が澄むことで空がくっきりと見えるようになるため、晴れている日は非常にきれいな星空を見ることができます。
真冬の夜のキャンプ場は寒いですが、夕食後に少し散歩がてらきれいな星空を楽しめるのも冬キャンプならではですね。
おこもりキャンプのため普段のキャンプに比べて非日常感を味わえる
冬のキャンプはおこもりキャンプ(テントの中でこもって過ごすキャンプ)が多いため、自宅にいるような快適さをキャンプ地で味わえます。
筆者はこれこそが冬キャンプの醍醐味だと思います
わざわざ寒いところに出向いて快適に過ごすことは一見矛盾しているようにも思えるかもしれません。
しかしながら、テントの中でこたつやストーブを設置して暖かくして過ごしたり、夕食で鍋を食べたりするのは、まるで自宅にいるかのような快適さです。
そしてこの快適さをキャンプ地で感じることでワクワクする非日常感を味わうことができます。
冬キャンプでの楽しい過ごし方については以下の記事をご覧ください。
冬キャンプの防寒対策でマストの7つの持ち物はコレ!
ここまで冬キャンプの良いところや冬キャンプならではの楽しみ方をご紹介してきました。
冬キャンプには、前章でご紹介したとおり、良いところや冬キャンプならではの楽しみポイントがありますが、冬キャンプをより楽しむのに大切なことはしっかりとした防寒対策をすることです。
防寒対策をしっかりしておくことで冬キャンプを快適に楽しむことができます
そこで本章では冬キャンプの防寒対策に必要なマストの持ち物をご紹介していきます。
筆者が考える防寒対策でマストの7つの持ち物は以下のとおりです。
おこもりしやすいテント
マストキャンプギアの1つ目はおこもりしやすいテントです。
冬の宿泊キャンプなのでテントが必要なことは自明ですが、冬キャンプで必要となってくるのはおこもりキャンプに適したテントです。
冬のキャンプはテントの中で過ごす時間が長くなりがちなため、テントの中が広くて、設営も手軽に敵るテントがおこもりしやすくてオススメです。
デュオキャンプや家族キャンプでのおこもりキャンプにオススメのテントを以下で紹介します。
1つ目はノルディスクのアスガルド12.6です。
アスガルド12.6はベル型テントであり、ワンポール型テントと同様に設営と撤収が比較的手軽なテントです。
ベル型テントはテント内が広いためテント内でも動きやすく、おこもりキャンプに向いています。
アスガルド12.6の主な仕様は以下のとおりです。
【アスガルド12.6の主な仕様】
耐水圧:350 mm
テント材質:ポリコットン(コットン35% ポリエステル65%)
重量:16 kg
定員:6 人
使用時サイズ:400 cm x 375 cm x 250 cm
収納サイズ:114 cm x 37 cm
アスガルド12.6は材質がポリコットンであるため、火にも強く、火の粉の心配なくテントの近くでもたき火を楽しむことができます。
重量16kgもポリコットン素材のベル型テントの中では比較的軽量です。
2つ目はGrand CanyonのIndiana8です。
Indiana8もアスガルドと同様にベル型テントです。
8人用のベル型テントであるため中は広々と使うことができ、設営や撤収も比較的手軽にできるところが優れている点です。
また、重量も9.8kgであるため8人用としては軽量なテントです。
Indiana8の主な仕様は以下のとおりです。
【Indiana8の主な仕様】
耐水圧:3,000 mm
テント材質:ポリエステル
重量:9.8 kg
定員:8 人
使用時サイズ:400 cm x 400 cm x 250 cm
収納サイズ:77 cm x 26 cm
Indiana8は筆者も使用している使い勝手とコスパの良いテントです
価格も40,000円台であるため、定員8人のテントとしては非常にコスパの良いテントです。
ただし、テントの材質がポリエステルであるため、テント内でストーブ等熱源となるものを使用する場合は近づけすぎないように注意が必要です。
初心者キャンパーが押さえたいテント選びのポイントについては以下の記事をご覧ください。
冬キャンプのテント内の寒さ対策については以下の記事をご覧ください。
ストーブ
二つ目はストーブです。
冬のキャンプではいかに暖かく過ごせるかが重要です。
一つ目で紹介したようなおこもり用テントの中でストーブを使用することで、冬のキャンプを楽しむことができます。
コンパクトで軽量なキャンプ向きのストーブを以下で紹介します。
アカルパストーブは軽量かつコンパクトなため、キャンプにも持っていきやすい石油ストーブです。
アカルパストーブの主な仕様は以下のとおりです。
【アルパカストーブの主な仕様】
サイズ:350 mm × 350 mm × 420 mm
重量:6.6 kg
暖房出力:3.0 kW
燃焼時間:約10時間
タンク容量:3.7 L
タンク容量がさほど大きくないため、燃料を満タンに入れても運搬は比較的苦になりません。
半面、宿泊キャンプで長時間ストーブを使用する場合は補給用の燃料を持っていく必要があります。
パセコストーブもアルパカストーブと同様に、キャンプに持っていきやすいpコンパクトな石油ストーブです。
パセコストーブの主な仕様は以下のとおりです。
【パセコストーブの主な仕様】
サイズ:Φ325 mm x 441 mm
重量:5.2 kg
暖房出力:3.0kW
燃焼時間:約18時間
タンク容量:5.3 L
サイズ感はアルパカストーブと同等ですが、パセコストーブが優れている点は燃焼時間が18時間と非常に長いことです。
1泊程度の宿泊キャンプであれば、補給用の燃料を必要としないため、荷物を少なく済ませることができます。
石油ストーブをご紹介しましたが、薪ストーブを使用できるテントをお持ちの方は薪ストーブを使用するのも良いと思います
サーキュレーター
冬キャンプにはサーキュレーターも大切です。
テント内でストーブなどの暖房器具を使用している際は、暖房器具周辺又は暖房器具上部の空気のみが暖められ、暖房器具から離れた空間の空気は冷たいままになりがちです。
ここで活躍するのがサーキュレーターです。
サーキュレーターがあることでテント内の空気が循環され、テント内が均一に暖められます。
サーキュレーターもテント内を居心地の良い空間にしてくれる大切なキャンプギアです!
コット
コットは冬キャンプの就寝時に活躍する重要なキャンプギアです。
コットはキャンプ等のアウトドアで使用する簡易ベッドです。
いくらテントの中とはいえ、冬に地面にシュラフ(寝袋)を敷いて眠ると、地面から冷気が伝わってきて眠っている時に寒さを感じやすいです。
コットがあることで地面からの冷気を直に受けることなく就寝時も快適に眠ることができます。
また、コットは就寝時以外にも椅子替わりとして腰掛けたり、寝るまでは荷物を上に置いたりといろいろな用途があるため、使い勝手の良いキャンプギアです。
個人的に「VASTLAND」のコットはコスパが良いためオススメです。
インナーシュラフ
冬キャンプの就寝を快適なものにするために必要なのはコットだけではありません。
冬の就寝時はコットやシュラフだけではやはり心もとなく寒さを感じてしまいます。
「かといって厚着して眠ると肩が凝ったり寝心地が悪いし…」と悩まれる方も少なくありません。
必要以上に厚着はしたくないけど、暖かさは欲しい!という方にオススメなのが「インナーシュラフ」です。
インナーシュラフはもともと寝袋用のシーツのことを意味しますが、冬用のインナーシュラフはフリース素材等暖かい生地のものが向いています。
インナーシュラフは、シュラフの中に入れる毛布のようなイメージです
冬キャンプの心強い味方です!
インナーシュラフとシュラフ、コットの組み合わせで冬キャンプの睡眠を快適なものにしましょう。
ポータブル電源
ポータブル電源も冬の季節に良い仕事をしてくれるキャンプギアのひとつです。
電源が必要が場合は電源サイトに泊まるのも一つの手段ですが、電源サイトはどこのキャンプ地でもあるわけではありません。
電気毛布やその他暖房器具等が必要が冬のキャンプでは、ポータブル電源は必携のキャンプギアのひとつです。
Jackeryのポータブル電源また、ポータブル電源があるとスマートホンやその他電子機器等の充電もすることができるため、冬キャンプでの自由度と安心感が非常に高まります。
ポータブル電源は冬キャンプの頼もしい味方ですね!
電気毛布
最後は電気毛布です。
冬の季節に活躍する暖房器具はたくさんありますが、ことキャンプに関しては、便利さで電気毛布の右に出るものはいないと筆者は思っています。
電気毛布はテント内で団らんしている際に足元や体を温める用途はもちろん、テーブルに敷くことでこたつのようにして使うこともできるため、おこもりキャンプで大活躍します。
また、就寝時に寒さを感じる時にはシュラフの中に入れることで暖かく快適に眠ることができます。
電気毛布は冬キャンプのエースといっても過言ではありません
ただし、電源がないと電気毛布は使用できないため、電源サイトに行くか、ポータブル電源を持参するようにしましょう。
まとめ
- 冬キャンプの良いところは、虫や動物がいない点、晴天時は星空が綺麗な点、おこもりキャンプでいつも以上に非日常感を楽しめる点
- 冬キャンプを楽しむためには防寒対策のための持ち物が必要
- 冬キャンプでマストの防寒グッズは、おこもりしやすいテント、ストーブ、サーキュレーター、コット、インナーシュラフ、ポータブル電源、電気毛布
本記事が、冬キャンプをこれから始められる方の参考になれば嬉しく思います
冬キャンプでの注意点については以下の記事をご覧ください。
コメント