世界各国の生活のスタイルを徹底分析!文化毎の暮らしの違いまとめ

世界 ライフスタイル 暮らし

「日本人はまじめに働く国民性と聞くけど、世界各国のライフスタイルと比べて日本の生活のスタイルはどんな特徴があるの?」

「世界にはバカンスや昼寝をする文化のある国があるけれど、睡眠時間と生活習慣や文化との関係はあるの?」

こちらの記事はこのような疑問をお持ちの方に向けて書いています。

日本の生活スタイルは世界各国の生活スタイルと比べてどのような特徴があるのでしょうか。

生活スタイルが異なることによる睡眠時間との関係があるのでしょうか?

こちらの記事では、世界各国の生活習慣や文化を踏まえて日本の生活習慣の特徴を紹介しています。

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世界各国の生活習慣や文化

各国の生活習慣や文化といった特徴をまとめてみました。

なむ
なむ

各国の特徴をあくまで筆者個人の考えとしてまとめておりますので、どうかネガティブにとらえられないことを祈ります

南アフリカ

テーブルマウンテン ケープタウン

南アフリカのライフスタイルの特徴は以下のとおりです。

南アフリカのライフスタイル
  • 速い時刻から働き始めて早めに切り上げる傾向(家族との時間を大切にする)
  • 就業時間は一般的に8:00又は8:30~17:00
  • 週末前の金曜日には定時前に切り上げることもしばしば
  • 残業の概念がない(残業しても残業代が付かないことが多い)
  • 休日に仕事をすることもほとんどない
  • アフターファイブに飲み歩く習慣がなく、外食も控えめ
  • 休日は出かけたり、自宅でブラーイ(BBQ)など、リラックスして過ごす

残業や休日出勤がほとんどなく、飲み歩く習慣もないため規則正しい生活をするライフスタイルといえそうです。

プライベートと仕事がしっかりと区別されているのもリフレッシュするのに適しています。

中国、インド

万里の長城

中国やインドのライフスタイルは以下のとおりです。

中国のライフスタイル
  • ビジネスの場において納期遅れは日常茶飯事
  • 残業は論外で決められた事以上の仕事は自発的にはほとんどしない
  • 食事は毎日決まった時刻に摂る
インドのライフスタイル
  • 基本的に時間は守らない
  • オフィスに置いても始業時刻より遅れて出社することがあるが退社は定時
  • 宗教の関係上公の場での飲酒は控える傾向

中国においてはビジネス上の納期に対してルーズなところや残業が基本的にない文化であること、決まった時刻に食事をとることが規則正しい生活につながっていると考えられます。

また、インドにおいては始業時刻にルーズな点や公の場では飲酒を控える傾向が規則正しい生活を後押しすることにつながっていそうです。

アメリカ、カナダ、メキシコ

アンテロープ キャニオン アメリカ
アメリカのライフスタイル
  • 仕事においては休日出勤はあまりない
  • 仕事上の付き合いの飲み会のようなものはない
  • 休暇をとることに躊躇のない文化
  • 時間や約束にルーズであり、雇用者・労働者ともに大きな支障をきたさない範囲でルール違反をすることがある
  • 仕事に対して綿密な計画を練ってからビジネスをスタートするのではなく、やりながら改善していくスタイルであるため計画段階での負担が少ない
カナダのライフスタイル
  • 私生活を豊かなものにすることに重きを置いているため、仕事は私生活をよりよくするためのツール
  • 定時で仕事を切り上げ、趣味の時間や家での時間を大切にする
  • 残業することは仕事の効率化が出来ていない印象(=ネガティブな印象)がある
  • 仕事とプライベート(私生活)がしっかりと区別されている
メキシコのライフスタイル
  • 労働時間が長く、年間の総労働時間はOECD調査の中では1位
  • 1週間の平均労働時間は48時間(日本は40時間)
  • 祝日が年間11日と少ない(日本は16日)
  • 夕食の時刻が20時~22時頃と遅め

アメリカにおいては休日に仕事をすることがあまりなく、休暇をとることに躊躇が無い文化であるため、規則正しい生活をしやすいライフスタイルであると考えられます。

緻密に計画するよりも、進めながら改善していくビジネススタイルもプライベートを充実させることにつながっていそうですね。

カナダにおいては仕事とプライベートがはっきりと区別されており、残業をすることに対してネガティブな印象があることによりプライベートな時間が確保されるため比較的規則正しい生活がしやすいライフスタイルであると考えられます。

スペイン、イタリア、フランス、イギリス、ドイツ

ヨーロッパ 風景

ヨーロッパの主要な各国におけるライフスタイルは以下のとおりです。

スペインのライフスタイル
  • 朝はコーヒーをゆっくりと飲む習慣がある(出社してもなかなか始業しない)
  • シエスタと呼ばれる長いお昼休憩(14時~16時又は17時頃)があり、一度帰宅して家族と共に昼食を摂り、お昼寝をして過ごす
  • 夕食は21時又は22時頃が一般的
イタリアのライフスタイル
  • 仕事は基本的に定時(17時頃)で上がり、お昼休憩も2~3時間程度あるのが一般的
  • 暮らしを豊かにするために余暇が必要であると考える文化
  • 朝はコーヒーをゆっくりと飲む習慣がある(出社してもなかなか始業しない)
  • 仕事が始まればてきぱきとはたらく
フランスのライフスタイル
  • 労働時間は基本的に週35時間であり、バカンスのある文化
  • 仕事とプライベートをしっかりと区別している
  • 仕事は定時で終わり、定時後はプライベートの時間を楽しむ
イギリスのライフスタイル
  • 1週間の就業時間は40時間程度(1日8時間労働)
  • 残業はほとんどせず、週48時間以上の労働ができない法規制となっている
  • 仕事は生活のための手段であるという考え方
ドイツのライフスタイル
  • 仕事が残っていても休める風潮
  • バカンス(ウアラウプと呼ばれる)のある文化
  • 休みを取りやすいように仕事は共有化している
  • なるべく早く帰宅するという意識があり、効率的な仕事の進め方をする

ヨーロッパの世界各国に共通している考え方として、生活をより豊かにするために仕事をしており、仕事とプライベートはしっかりと分けるということでした。

仕事は決められた時間の中で行うのが原則のようです。

バカンスや昼休憩を長くとる等形は違えど、休養をとる制度があることもヨーロッパ各国の特徴といえそうです。

このような文化が睡眠時間を十分に確保したライフスタイルにつながっているのでしょう。

オーストラリア

グレートバリアリーフ オーストラリア

オーストラリアのライフスタイルの特徴は以下のとおりです。

オーストラリアのライフスタイル
  • 仕事よりもプライベートに重きを置くライフスタイル(家族との時間を大切にする)
  • 仕事に対して無理はせず、出来る限り頑張れば良いという文化
  • 家族との時間を確保するために仕事のマネジメントをすることが大切と考える文化(このため残業することはネガティブな印象になる)
  • 長期休暇をとる習慣がある(法令上の義務)

家族との時間を確保するために仕事のマネジメントをする文化であり、長期休暇を取得することが義務付けられているため睡眠時間を確保した規則正しい生活につながっていると考えられます。

韓国、日本

金閣寺 日本

韓国や日本のライフスタイルの特徴は以下のとおりです。

韓国のライフスタイル
  • 仕事においては残業は当たり前で帰宅した後も会社から連絡があれば対応する
  • 上記のため仕事とプライベートの区別が曖昧
  • 組織ではなく個人に仕事が付いているため担当者の変わりがきかない
日本のライフスタイル
  • 納期を守ることが大原則
  • 仕事が残っていれば残業をしてでも納期や期限を守る
  • 担当者やその上司を含めた組織単位で仕事を進める
  • 場合によっては仕事を家に持ち帰るため仕事とプライベートの区別が曖昧

韓国と日本は基本的に似通ったライフスタイルでした。

残業することは当たり前であり、家でも仕事をすることが多いため仕事とプライベートの区別が曖昧であることが、世界的に見て睡眠時間が少なく不規則な生活をしがちなライフスタイルの大きな理由である言えそうです。

世界各国の平均睡眠時間

世界各国 時計 時間

各国の平均睡眠時間は以下のとおりです。OECD統計にて示されている国を対象に記載しています。

こうして見てみると、日本は1位の南アフリカと比べて2時間近く短いことが分かります。

なむ
なむ

平均睡眠時間で2時間近くの差があるので、日本がいかに眠らない国なのかが分かりますね

日本の納期厳守の考え方や仕事とプライベートの区切りが曖昧な点が睡眠時間を短くしているのではないかと考えられます。

まとめ

  • 海外のライフスタイルは仕事とプライベートの区別がはっきりしており休暇を重要視する文化がある国が多い
  • 海外のライフスタイルでは、プライベートを充実させるため、バカンス等何らかの方法で休みを取る制度があった(プライベートにおける生活を充実させる考え)
  • 日本は納期厳守の文化であるため、場合によっては家で仕事をすることもあることから仕事とプライベートの区別が曖昧であることが多い
  • 日本の納期厳守や公私の区別が曖昧な点が海外と比べて睡眠時間を短くする傾向にあると考えられる

より良い睡眠をとるためには睡眠の「質」も重要であるため、平均睡眠時間が長ければ良しとの結論とはなりませんが、プライベートが充実し、心身共にリラックスできるライフスタイルが築かれていることも睡眠にとって大切な要素であるといえます。

なむ
なむ

日本でも働き方改革を浸透させる試みがなされていますが、海外のライフスタイルに学ぶことがまだまだたくさんありそうですね

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