「キャンプを始めたいけど、具体的な始め方が分からない…」
「夫婦やカップル2人でキャンプを始めるための分かりやすい手順が知りたい!」
こちらの記事はこのようなお悩みや要望をお持ちの方に向けて書いています。
「夫婦2人の共通の趣味としてキャンプを始めてみたいけど、始めるにはまず何からすれば良いの?」
これはキャンプをいざ始めようとしたときに頭に浮かぶ疑問のひとつだと思います。
必要なキャンプギアを揃えたり、キャンプ場の予約をしたりといった、キャンプを始めるためにする必要のあることは、キャンプをしたことのない方にも何となくイメージできます。
しかしながら、「初めから失敗したくないな…」といった思いや、「キャンプの始め方の説明書がないとキャンプを始めるのが怖いな…」といった思いがはたらいてキャンプを始めづらくなっている人もおられるのではないでしょうか。
キャンプに興味をお持ちの方が、キャンプの始め方が分かりにくいことによってキャンプを始めることを躊躇してしまうのは非常にもったいないです。
そこでこちらの記事では、夫婦やカップル2人が、キャンプを始めるためのガイドを7つのステップ(STEP0~STEP6)で分かりやすく解説しています。
季節を選ばず1年を通して夫婦でキャンプに行く筆者が、キャンプを始めたころの体験や失敗談を踏まえながら、キャンプの始め方ガイドを詳しく解説します
結論
解説に入る前に、結論を先に記載します。
2人でキャンプを始めるための詳細手順は以下に示す7つのステップ(STEP0~STEP6)です。
以降でステップ毎に詳細を解説します!
【STEP0】2人でキャンプを始める前に知っておきたいこと
本章では、キャンプを始める前に知っておきたいことをご解説します。
キャンプを始める前に知っておきたいことは以下の4点です。
キャンプですること
そもそもキャンプではどんなことをするのかを少しだけでも理解した上でキャンプを始められることをオススメします。
もちろん細部に渡って理解する必要はありません。
テントやタープの設営、キャンプ地での調理と食事、キャンプ場内の散歩、たき火、星空観賞等、キャンプで楽しむことを大まかに知っておくことでキャンプを始めやすくなります。
キャンプで得られるメリット
キャンプをすることで得られるメリットを知っておくことも大切なポイントです。
キャンプをすることには、自然の中でリラックスして過ごせるだけでなく、災害時の対応力が磨かれるといった非常に大きなメリットがあります。
メリットを知っておくと、始めた後もキャンプを続けていくモチベーションの糧になります。
キャンプを始めやすい季節
初心者キャンパーの方にとってキャンプを始めやすい季節がどの季節かを知っておくことも大切です。
冬の時期は、非常に気温が低く積雪のリスクや準備するキャンプギアも多くなるため、キャンプを始めるには向いていない季節です。
(冬がキャンプ自体に向いていないのではありません。「始める」には向いていないという意味です。)
一方、春や秋のように、比較的気候が穏やかな季節はキャンプを始めるのに適した季節です。
できるだけキャンプを始める際のハードルを下げるためにも、キャンプを始めるのに適した季節を知っておくことが大切です。
ちなみに、キャンプを始めるのに筆者がオススメしたい季節は「秋」です
以下の記事では、「秋」がキャンプを始めるのに適した季節である理由を紹介しています。
是非ご覧ください。
キャンプでのマナー
キャンプを始める前に、最低限のキャンプでのマナーを知っておくことも大切です。
「キャンプのマナー」といっても、特別なことはほとんどありません。
他のキャンパーさんやキャンプ場の管理者さんにご迷惑をかけないようにしていれば基本的には問題なく過ごすことができます。
キャンプで注意したいマナーの詳細については以下の記事をご覧ください。
【STEP1】どんなキャンプをしたいかを決める
ここからは、実際にキャンプを始めるための具体的な手順に入っていきます。
一言で「キャンプ」といっても、重視することが異なれば準備するキャンプギアが変わるため、まずはどんなキャンプをしたいかを決めることが大切です。
「どんなキャンプをしたいか」とは、「どんな点を重視したキャンプをしたいか」ということです。
2人キャンプで重視される点の主な例を以下に示します。
例えばプライベート感重視であれば、他のキャンパーさんとなるべく視線が合わないような工夫が必要となるため、視界を遮ることのできる大きめのタープ等が必要になります。
湖のほとりや深い森の中といったロケーション重視のキャンプであれば、キャンプスペースが限られるため、キャンプギアは比較的コンパクトなものが必要になります。
調理や料理へのこだわりを重視したキャンプであれば、作りたい料理に応じた調理器具等が必要になります。
設営状態の見栄え(華やかさや無骨さ等)を重視する場合は、テントやタープをはじめ、使用するキャンプギアの色等の統一感のあるキャンプギアを揃える必要があります。
例えば筆者は「プライベート感重視」のキャンプをしています
他の方となるべく視線が合わないようにタープ等で設営を工夫しています
広い設営エリアが必要になるため、オートキャンプ場を使用することが多いです
「どんなキャンプをしたいか」は、後段でキャンプギアを揃える際に影響してくるため、大まかにでも良いのでキャンプギアの購入を始める前に決めておきましょう。
【STEP2】2人キャンプのギアを選ぶ
どんなキャンプがしたいかが決まれば、次はキャンプギア選びです。
とはいえ、一目ぼれしたキャンプギアをいきなりやみくもに購入してしまうと、費用がかさむ上に、最悪の場合、後々使わなくなってしまった…といった事態を招くこともあります。
このため、キャンプギアを選ぶ際には、いかに示すような4つの手順で購入されることをオススメします。
筆者も、初期にやみくもに購入したギアで使わなくなってしまったものがいくつかあります…
反省を活かして今では本手順のとおりに購入しているので不要なギアを買うことがなくなりました
キャンプに充てられる費用の確認
キャンプギアを購入する前に、まずはキャンプに充てられる費用を確認しましょう。
購入するギアによっては高価なものもあるため、ギアを購入する前に懐事情を確認しておくことは大切なことです。
また、最初に購入するキャンプギアの費用(初期費用)の見積もりを大まかに立てておくことも大切です。
以下の記事では、筆者が2人キャンプを始めるに当たって実際に必要になった初期費用を紹介しています。
是非ご覧ください。
必要なキャンプ初期費用を見通しながらキャンプギアを購入するようにしましょう
【STEP1】で決定したキャンプスタイルを踏まえたギアの候補選び
キャンプギアの購入に充てられる費用が決まれば、購入するキャンプギアの候補を選んでいきます。
キャンプでは、テントやタープ、キッチン回りといった様々なギアが必要になります。
かけられるコストに合ったキャンプギアを選んでいきましょう。
以下の記事では、泊まりキャンプに必要なキャンプギアはオススメのタープ、テントを紹介しています。
是非ご覧ください。
また、キャンプに欠かすことのできないのが「たき火」と「ランタンの灯り」です。
たき火台やランタンも自身のスタイルに合ったものを選んでいきましょう。
他のキャンパーさんの使用レビュー確認
候補のキャンプギアが決まったら、いきなりそのキャンプギアを購入するのではなく、そのキャンプギアを使用しているキャンパーさんのレビューを通販サイト等で見てみましょう。
使用者のレビューには、商品の紹介ページには掲載されていない、実際に使ってみないと分からないようなことが記載されていることがあります。(良い点もそうでない点も)
ギアの購入前に是非レビューを除いてみましょう!
候補の中から気に入ったギアを購入(セール等で安く揃えるのがオススメ)
候補のギアが決まって、使用者のレビューの確認も済んだら、いよいよキャンプギアを購入しましょう。
早く買いたい気持ちがあるのもわかりますが、ここでも一呼吸置くことが大切です。
通販サイト等では、時期によってはセールをしていることがありますので、なるべく安く揃えるためにも、高額なものほどセールをうまく活用して購入するようにしましょう。
【STEP3】2人キャンプのキャンプ場を選ぶ
必要なキャンプギアの購入が済んだら、次にすることはキャンプ場選びです。
キャンプ場のキャンプサイトには、大きく分けて「フリーサイト」と「オートサイト」があります。
さらに、オートサイトの中でも「電源ありのサイト」と「電源なしのサイト」に分かれています。
キャンプ場のロケーション等も含めて、自分たちのキャンプスタイルに合ったキャンプ場を選ぶようにしましょう。
以下の記事では、キャンプ初心者の方がキャンプ場選びをする際のポイントを紹介しています。
キャンプ場選びでお困りの方は是非ご覧ください。
【STEP4】キャンプのスケジュールを立てる
キャンプ場が決まれば、キャンプ当日のスケジュールを決めましょう。
キャンプ場によってチェックイン・チェックアウト等の時間帯が異なるため一概には言えませんが、1泊2日のキャンプでは以下のような日程がスタンダードなスケジュールです。
キャンプでは、設営や片付け、食事以外はのんびりと過ごせる自由時間が多いです。
自由時間を好きなように過ごす時間にアレンジすることもキャンプの楽しみ方のひとつです。
自分たちに合ったキャンプスケジュールを立てましょう
【STEP5】キャンプに行く直前の準備をする
キャンプギアが揃って、キャンプ場とキャンプスケジュールが決まったら、いよいよキャンプに行きましょう。
ところが、いざキャンプに初めて行ってみると、思った通りにできないことが以外と多く、勉強になることだらけです。
初めてのキャンプが苦い経験にならないようにするためにも、本章ではキャンプに行く直前にすべき最低限の準備について以下で解説します。
なお、キャンプに少しずつ慣れていきたい方は、初めてのキャンプをデイキャンプ(宿泊を伴わない日帰りのキャンプ)にされることもオススメです。
所持するテントの設営の仕方やたき火での火の起こし方を予習する
テントの設営の際に、設営の順序が分からずに必要以上に時間がかかってしまったり、たき火でうまく火をつけられずに結局たき火ができなかった…といったことも起こり得ます。
このため、持っているテントの設営の仕方やたき火での火の起こし方については、キャンプに行く直前に予習することをオススメです。
天気予報を確認して気候に合ったパジャマを準備する
キャンプに行く際に意外と気をつけないといけないのが寝る時の服装です。
季節によって気候が異なるだけでなく、キャンプでは普段寝ている自宅とは全くことなる環境(ほぼ屋外)で眠ることになります。
このため、事前に天気予報を確認して、キャンプ当日の夜中の気候にあったパジャマを準備することが大切です。
【STEP6】試行錯誤して少しずつキャンプスタイルを確立していく
何度かキャンプをしているうちに少しずつキャンプに慣れてくると、効率化したり改良したいと思う部分が必ず出てきます。
キャンプでは、これだけが正解!とか、こうしないといけない!ということはありません。
自分たちに合ったキャンプスタイルを確立することが最も大切なことです。
キャンプを繰り返して自分たちのキャンプスタイルを確立していきましょう!
キャンプの片付け作業を効率化するためのポイントについては以下の記事をご覧ください。
’’初心者だからこそ’’キャンプを楽しみましょう!
本記事では、2人キャンプを始める手順を解説しました。
キャンプを初めて間もない頃は、いろんなことが思ったようにいかずに困ったりイラついたりすることがあります。
キャンプに限らずですが、初めのうちからうまくこなすことは難しいことですし、そもそも初めから何でもうまくいってしまうと面白味が半減してしまいます。
「うまくいかないのもキャンプのうち」という意識をもって、❛❛初心者だからこそ❜❜失敗自体も楽しみながらキャンプをしていきましょう。
まとめ
2人キャンプを始める手順は以下のとおり。
これから2人キャンプを始められる方にとって、本記事が少しでも有益なものとなれば幸いです
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