「初めての宿泊キャンプでキャンプ場に行ってみたいけど、どのキャンプ場がいいのか分からない…」
「いろんなキャンプ場があるけど、最低限必要な設備の条件を知りたい!」
「初心者キャンパーが宿泊キャンプ場を選ぶ際に気を付けるべきポイントを知りたい!」
こちらの記事はこのようなお悩みや要望をお持ちの方に向けて書いています。
「必要なキャンプギアも大体揃ったから実際に宿泊キャンプに行きたいけど、最初はどんなキャンプ場に行けばいいの?…」
初心者キャンパーの方が初めて宿泊キャンプに行かれる際に悩まれる点の一つだと思います。
初めて宿泊キャンプ場に行く際は筆者もそうでした
宿泊キャンプはデイキャンプとは違い文字通りそのキャンプサイトで一晩過ごすことになるため、設備の条件やキャンプ場内のルールなどによって過ごしやすさが左右されます。
とは言っても、キャンプに慣れていない場合は、最低限どんな条件が整っていれば居心地よく過ごすことができるのかが分からないですよね。
そこで、こちらの記事では、季節を問わず毎月キャンプに出掛けている筆者が、初心者キャンパーの方が宿泊キャンプで押さえておきたいキャンプ場選びの条件を具体的に紹介しています。
これから宿泊キャンプに出掛けられるキャンパーさんの参考になれば嬉しく思います
キャンプ場は特徴にどんな違いがあるの?
キャンプ場選びのポイントを紹介する前に、キャンプ場にはそもそもどのような特徴の違いがあるのかを本章でご紹介します。
本章では主要な特徴の違いについてご紹介します。
オートサイトとフリーサイト
キャンプ場のスタイルを大きく分けるジャンルとして、「オートサイト」と「フリーサイト」があります。
オートサイトは他のエリアと区画されたサイトであり、ある程度パーソナルスペースが確保されたサイトです。
サイトが区画されており、予約制のサイトがほとんどであるため、キャンプ当日にサイト難民になるリスクがありません。
また、サイトに車の乗り入れができるため、荷物が多くても荷下ろし・荷済みがしやすい点が非常に大きなメリットです。
ただし、オートサイトはフリーサイトに比べて少し値段が高くなります。
(同じキャンプ場のフリーサイトに比べて大体1,000円くらい高いことが多いです)
また、予約はできるものの、サイトの場所は選べないキャンプ場が多いため、サイトを選びたい方は事前にキャンプ場に確認することをオススメします。
フリーサイトはサイト内が区画されておらず、空いている場所で自由に設営するサイトです。
自由に設営できるため、人気のキャンプ場だと隣のキャンパーさんとの距離が近くなってしまうこともあります。
フリーサイトは車の乗り入れができないことが多いため、荷物の荷下ろし・荷積み時はカートを活用するなど工夫が必要です。
フリーサイトはオートサイトに比べて若干値段が安いため、コスト面ではなじみやすいサイトです。
また、フリーサイトの場所取りは早いもの勝ちではあるものの、逆手にとって早めにキャンプ場に着いていれば好みの場所に設営することができるのもフリーサイトの良いところです。
電源の有無(オートサイト)
オートサイトに限っては、さらに「電源の有無」を選べるサイトもあります。
電源があると電化製品を使用することができるため、サイトで非常に快適に過ごせるようになります。
特に冬場のキャンプでは、ストーブや電気毛布などの電化製品を使用する機会が多いため、冬キャンプにおける電源サイトは安心感があります。
電源ありのサイトは電源なしのサイトに比べて若干値段が高くなるため、費用対効果を考慮して電源を希望される方には電源サイトがオススメです。
炊事場でお湯が出るかどうか
炊事場でお湯が出ることは意外と重要なポイントです。
炊事場でお湯が出るキャンプ場だと、使用した食器などを洗う際に汚れを落としやすいメリットがあります。
また、秋や冬になると水洗いは手が非常に冷たく洗い物が億劫になります。
ところが、お湯が出るキャンプ場であれば洗い物もさほど億劫ではなくなります。
お風呂の有無
シャワーが付いているキャンプ場はたくさんありますが、キャンプ場によってはお風呂が付いているところもあります。
お風呂があると湯船でゆっくりと温まることができるため、よりリラックスすることができます。
また、寒い時期にシャワーのみで済ませてしまうと、湯冷めして風邪をひいてしまうおそれがありますが、お風呂があるキャンプ場だと安心です。
銭湯に併設されているキャンプ場(銭湯と提携しているキャンプ場)もあり、キャンプ場を利用することで銭湯の利用料金が安くなるところもあります。
寒い時期のキャンプではお風呂のあるキャンプ場を探してみるのもオススメです。
初心者が押さえたいキャンプ場選びのポイント7つ
キャンプ場の主な特徴の違いに触れたところで、いよいよキャンプ場選びで押さえたいポイントを紹介していきたいと思います。
初心者キャンパーの方も安心してキャンプ場選びができるようご紹介していきます!
早速結論から入りますが、筆者が考える宿泊キャンプ場選びで押さえたいポイントは以下7点です。
上記7点を選んだ理由を以下で紹介していきます。
オートサイト(車乗り入れ可能サイト)があること
キャンプに慣れないうちはどうしても荷物が多くなりがちであるため、キャンプサイトに荷物を運ぶことも大きな労力を要します。
区画されたサイトであっても、車の乗り入れが許可されておらず、荷物をカートに乗せて駐車場からサイトまで運ぶ必要のあるキャンプ場の場合は、荷物の荷下ろしや積み込みで非常に多くの労力を要します。
一方、車の乗り入れが可能なオートサイトであれば、設営するサイトに直接車で乗り入れることが可能であるため、荷物運搬の労力を抑えることができます。
キャンプは設営や撤収にも非常に多くの時間と労力を要します。
時間と労力を必要な箇所に割くためにも慣れないうちは可能な限り車の乗り入れが許可されたオートサイトを選ばれることをオススメします。
レンタル品が充実していること
レンタル品が充実していることもキャンプ場選びにおける重要なポイントです。
キャンプに行く準備は入念にするものの、荷物が多いためどうしても忘れ物をしてしまうことがあります。
筆者もキャンプ場に到着してから忘れ物に気づいて絶望した経験が何度かあります…
キャンプ場に到着して設営に着手すると忘れ物に気づくものです。
宿泊キャンプでは、テントやタープはもちろん、たき火台やバーベキューコンロ、テーブルやシュラフなど、忘れると困るキャンプギアがたくさんあります。
万一忘れ物をしてしまった場合でも、上記のような主要なキャンプギアを貸出ししてくれるキャンプ場は非常に安心感があります。
レンタル品が充実している点もキャンプ場選びのポイントにしていただくことをオススメします。
レンタル品を利用される方は以下のサービスが大変便利です。
手ぶらキャンプを楽しむ【hinataレンタル】キャンプ場がこじんまりしていること
キャンプ場がこじんまりしている点も重要視したいポイントです。
大きなキャンプ場は利用者も多いため、洗い場など共通施設で他のキャンパーさんと会うことが多いです。
一方、こじんまりしたキャンプ場では同日の利用者も比較的少ないため、キャンプ場内で他のキャンパーさんと会う機会も少ないため、プライベートを満喫しやすいといえます。
こじんまりしたキャンプ場は人知れず穴場のキャンプ場もたくさんあります!
自分のお気に入りのキャンプ場を探してみるのも楽しいですよ!
お湯が使えること
お湯が使えるキャンプ場は片付け作業をする上で非常にありがたいです。
食事で使用した調理器具や食器を洗う際に、お湯が使えると汚れが取れやすい他、手も冷たくならずに済みます。
また、一泊した翌朝は撤収作業に追われがちです。
朝に使用した食器類を洗う際にもお湯が使えると汚れを落としやすいため、洗い物を比較的短時間で済ませられるメリットがあります。
ごみ捨て(灰捨て含む)ができること
キャンプ場でごみ捨てができることも片付けのポイントとしては重要です。
ごみが捨てられないキャンプ場だと必然的にごみを持って帰ることになります。
ごみを持って帰る場合は厳重に封をしないと、かなりの高確率で帰りの車の中がごみの臭いで満たされてしまいます。
自宅から距離のあるキャンプ場の場合は長い時間ごみの臭いとご一緒することになります…
また、灰を持ち帰る必要がある場合はきちんと消火処理をした上で持ち帰らないと非常に危険です。
仮に消火が不十分で車内に入れてしまうと、不完全燃焼した薪から一酸化炭素が発生し、車内に充満することによって命の危険に至るおそれもあります。
このため、ごみや灰の処理ができるキャンプ場であることもキャンプ場選びにおいては大切なポイントです。
チェックアウトがAM11:00以降であること
これは撤収に関することなのですが、チェックアウトがAM11:00以降だと焦ることなく撤収作業をすることができます。
キャンプに慣れていないうちは、どうしても撤収作業に時間がかかってしまいます。
(テントの大きさやサイト設営の仕方にもよりますが、3~4時間は平気でかかってしまいます)
チェックアウトがAM10:00のキャンプ場だと、チェックアウトの時刻を守るためには非常に早起きする必要があります。
このため、余裕をもって撤収作業をするためにも、キャンプに慣れないうちはチェックアウトの時刻がAM11:00以降のキャンプ場を選ぶのがオススメです。
キャンプ場内又はキャンプ場周辺にお風呂があること
最後はキャンプ場内又はキャンプ場周辺にお風呂(入浴できる施設)があることです。
寒い時期であれば身体が温まるのがありがたいですし、暑い時期はサイト設営でかいた汗を流したいため、お風呂に入ることができると非常に快適に過ごすことができます。
キャンプの帰りに銭湯に寄ったりするのもキャンプの醍醐味ですね!
キャンプに行った先でお風呂に入ると気分もよりリフレッシュできるのでオススメです。
まとめ
キャンプ場は施設毎に特徴が異なります。
このため、自身のキャンプスタイルと照らし合わせて自分に合った特徴のキャンプ場を見つけることがキャンプをより楽しむコツと言えます。
いろいろなキャンプ場を利用して、自分のキャンプスタイルと向き合いながら、キャンプ場の特徴の違いを感じて理解していきましょう。
- キャンプ場選びで重要なポイントは、オートサイト(車乗り入れ可能サイト)があること、レンタル品が充実していること、キャンプ場がこじんまりしていること、お湯が使えること、ごみ捨て(灰捨て含む)ができること、チェックアウトがAM11:00以降であること、キャンプ場内又はキャンプ場周辺にお風呂があること、の7つ
- 自身のキャンプスタイルと照らし合わせて自分に合ったキャンプ場を見つけることがキャンプをより楽しむためのコツ
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