(こちらの記事は2024年2月25日に更新されました)
「キャンプを始めたいけどまず何の道具をそろえたら良いか分からない…」
「なるべく荷物は少なくおさえたいから、最低限持っていくべき道具を知りたい!」
こちらの記事はこのようなお悩みや要望を持たれている方に向けて書いています。
世の中がコロナ禍を迎えてからというもの、仕事でもプライベートでもなるべく人ごみを避けて行動することが増えましたね。
趣味もしかり、1人や少人数でも楽しむことのできる趣味の需要が高まっているように感じます。
そんな趣味の中でも、老若男女問わず需要が高まっている趣味のひとつにキャンプがあります。
キャンプは1人でも少人数でも楽しむことができ、密状態を回避しながら屋外でのんびりと過ごせる点が素晴らしいところです。
筆者もコロナ禍を迎えてから始めたキャンパーの1人です
これからキャンプを初めてみたい!と考えられている方も多くおられると思います。
一方で、「キャンプを始めるにあたってまず初めに何を準備すれば良いの?」と悩んでいる方もおられるのではないでしょうか。
実際筆者も最初は何から揃えたら良いのかまったく分かりませんでした!
また、キャンプというと、テントで寝泊まりするような「宿泊を伴うキャンプ」をイメージされる方が多いと思います。
宿泊を伴うキャンプは、キャンプの醍醐味をたくさん味わうことができるため楽しいのです。
しかしながら、初めてのキャンプで宿泊を伴うキャンプに行くことにハードルの高さを感じる方もおられるのではないでしょうか。
そこでオススメなキャンプが「デイキャンプ」です。
デイキャンプは、宿泊を伴わない日帰りのキャンプです。
宿泊を伴わないため、準備する持ち物も比較的少なく済み、日帰りのためキャンプの予定も立てやすいことから、デイキャンプは初心者の方にオススメです。
そこでこちらの記事では、主要なキャンプギアと、キャンプ初心者の方がデイキャンプで最低限持っていくべき10のキャンプギアを詳しく解説します。
季節を選ばず1年を通してキャンプに行く筆者が、初めてデイキャンプをした時の経験を踏まえて詳しく解説します
結論(主要なキャンプギアを紹介・デイキャンプ必携のギア10選を解説)
先に結論を記載します。
主要なキャンプギアを紹介
主要なキャンプギアには以下のようなものがあります。
デイキャンプ必携のキャンプギア10選を解説
筆者が考えるデイキャンプの必携キャンプギア10選は以下のとおりです。
以降で詳細を解説します!
キャンプギアってどんなもの?デイキャンプってどんなキャンプ?
本章では、「キャンプギア」と「デイキャンプ」について紹介します。
キャンプギアってどんなもの?
そもそも「キャンプギア」とは何を指すのでしょうか。
普段キャンプをされない方にとっては聞き馴染みのない言葉ですよね
「キャンプギア」はキャンプ用の装備やキャンプ用の道具一式を意味します。
ギアのつづりは「gear」であり、よく使われる歯車の意味もありますが、その他に「用具、道具、装備」といった意味があります。
キャンプ用品をキャンプギアと呼ばないといけない決まりは無いのですが、呼び名がカッコいいためキャンパー界隈ではキャンプギアと呼ばれます。
デイキャンプってどんなキャンプ?
デイキャンプは、宿泊を伴わない日帰りキャンプのことを意味します。
キャンプというと、宿泊を伴うキャンプをイメージしがちですが、デイキャンプもれっきとした「キャンプ」です。
デイキャンプは、スケジュールの都合で宿泊キャンプに行けないような時でも楽しむことのできるキャンプであり、宿泊キャンプと比べて持ち物が少なくスケジュールも立てやすいキャンプです。
このため、デイキャンプは初心者キャンパーにもオススメのキャンプです!
キャンプギアにはどのようなものがあるの?
本章ではいよいよ、キャンプギアにはどのようなものがあるのかを紹介していきます。
キャンプギアは非常にたくさんの製品があるため、ここではあくまで主要なキャンプギアに絞って紹介します。
主要なキャンプギアの例は以下のとおりです。
テントやタープ
テントやタープはキャンプの必需品といって良いでしょう。
宿泊キャンプはもちろん、デイキャンプであっても重宝します。
真冬の寒さが厳しい時はテントの中で暖をとることもできますし、夏の暑い日であれば、タープがあることで日除けになります。
また、キャンプ中に突然雨が降ってきた場合であっても、タープの下やテントの中に避難することができます。
シュラフ(寝袋)
シュラフは宿泊を伴うキャンプの必需品です。
シュラフは日本語で「寝袋」を意味します。
冬の時期はもちろんですが、春や秋のキャンプでも夜中は冷え込むため、シュラフは宿泊キャンプに必要不可欠なキャンプギアです。
テーブルとチェアー
テーブルとイスもテントやタープと同様にキャンプの必需品と言えます。
調理したり、ゆっくりとコーヒーを飲むなど何をするときでもテーブルが必要であり、のんびり座って過ごすには座るためのイスが必要です。
タープの下でのんびり座って飲み物を飲んだり食事するだけでものすごく開放感があって気持ち良いです
クーラーボックス
飲み物や食材を冷やしておくクーラーボックスも重要なキャンプギアです。
クーラーボックスにはハードタイプのものとソフトタイプのものがあります。
ハードタイプのものは断熱性に優れているため長時間保冷状態を維持でき、容量が比較的大きいため飲み物や食べ物をたくさん入れられる点がメリットですが、その分重量が重くなります。
一方ソフトタイプのものは容量が比較的コンパクトであるため重量をおさえることができますが、ハードタイプに比べて断熱性は劣ります。
クーラーボックスはキャンプの日数や人数、食材の保冷要否などに応じて使い分けると荷物も必要最小限に抑えることができます
フィールドラック
キャンプで意外と重宝するのがフィールドラックです。
フィールドラックは簡単に言ってしまうと棚のことです。
ちょっとした小物を置いておく場所や、調理をする際のスペース確保などフィールドラックの活躍の場はさまざまです。
また、クーラーボックスは地面に置いてしまうと地熱が伝わり保冷性に影響が出てしまうことがあるため、フィールドラックの上にクーラーボックスを乗せるのことで保冷性キープにも役立ちます。
ゴミ箱
キャンプをする際に忘れてはならないものがゴミ箱です。
キャンプ場中は何かとゴミが出るため、ゴミ箱を持っていくとゴミの処理に困らずに済みます。
ゴミ箱に入れてゴミを仕分けた上で帰宅すれば、あとは家でゴミを捨てるだけなので処分もスムーズに済みます。
キャンプ場や自然を汚さないためにも、ゴミ捨て場が無いところではゴミはきちんと持ち帰りましょう!
焚き火台
キャンプと言えばイメージするのが『焚き火』ではないでしょうか。
キャンプの雰囲気を作ってくれて、火種としても活用できる焚き火はキャンプのメインイベントのひとつです。
焚き火をする際に必要となるのが「焚き火台」です。
キャンプ場では直火(地面で直に焚き火をすること)を禁止しているとこがほとんどであるため、焚き火台の上で焚き火をする必要があります。
焚き火台に薪と着火剤を乗せて火をつけ、一度着けた火を消さないように育てるのが焚き火の楽しいところです。
日が暮れた後にぼんやりと焚き火を眺めていると気分が落ちつきます
焚き火が終わった後の灰の処理には若干手間がかかるものの、キャンプの時には必ず持っていきたいギアです。
バーベキューコンロやグリル
キャンプやバーベキューで食事をする際にあると便利なのがご存知バーベキューコンロやグリルです。
特にバーベキューをする際には必需品と言っても過言ではないギアです。
バーベキューコンロやグリルがあると、キャンプ場などの屋外でお肉や野菜などの食材を炭火で焼いて美味しく食べることができます。
食事が終わった後の炭の処理には若干手間がかかるものの、炭火で焼く食事を予定している際には持っていきたいギアです。
カセットコンロ
カセットコンロはデイキャンプ・宿泊キャンプを問わずに持っていきたいキャンプギアのひとつです。
調理で使うのはもちろん、のんびりとコーヒーを飲む際に湯沸しに使うこともでき、カセットコンロは用途が非常に豊富です。
また、焚き火や炭火と比べて火力の調整が容易であり、比較的コンパクトなものであるため荷物としての持ち運びも手軽です。
カセットコンロがあると便利な上に、キャンプでできることの幅が広がります!
カセットコンロを使用するためにはガスボンベを持っていく必要があるため、忘れないように注意したいところです。
ガスボンベは意外と忘れやすいので注意しましょう(筆者も幾度となく忘れそうになったことがあります)。
その他調理機材全般
キャンプで食事をする際に必要になるのが調理機材です。
キャンプで予定している食事に応じて、持っていく調理機材を選ぶ必要があります。
炊飯にも使えるメスティンやダッチオーブンなど、用途が豊富な調理機材を持っておくと色んな食事に対応することが可能です。
ダッチオーブンは以下のような形をした蓋つき鍋型オーブンです。
ダッチオーブンは炒め物や煮物、蒸し物も作ることができる万能のオーブンです。
調理機材は幅が広いため、キャンプで予定する食事に応じて選ぶようにしましょう
デイキャンプではどんなことをして過ごすの?
本章では、デイキャンプではどのようなことをして過ごすのかをご紹介します。
キャンプ場によってチェックインとチェックアウトの時刻は異なりますが、一般的な10:00チェックイン/17:00チェックアウトの例を参考にご紹介します。
設営(10:00~)
キャンプ場に着いたら、まずは設営作業に取り掛かります。
テント又はタープ、テーブルやチェアー等キャンプギアの設営を進めていきます。
昼食時までにはなるべく設営を終わらせます。
昼食作りと昼食(12:00頃)
設営が終わったら昼食の準備に取り掛かります。
凝ったものを作ろうとすると時間がかかるため、慣れないうちは簡単なもの(暖めるだけ・茹でるだけ等)で昼食をとりましょう。
好きなことをしてのんびり過ごす
昼食が済んだらしばらくは自由時間です。
ゆっくりコーヒーを飲んだり、読書をしたりして、のんびりと過ごします。
キャンプで飲むコーヒーが美味しい理由については以下の記事をご覧ください。
キャンプ場内を散歩する
自由時間中にキャンプ場内を散歩するのもオススメです。
キャンプ場は自然豊かな環境にあることが多いため、散歩が非常に気持ち良いです。
散歩をすると、キャンプ場内の施設配置がよくわかるため、次にそのキャンプ場を利用する際にも非常に有益です。
小腹が空いたら軽食をとる
散歩が終わって小腹が空いたら軽食をとりましょう。
お菓子を持参して食べるのも良いですし、キャンプ感を味わうのであれば燻製をするのもオススメです。
燻製は「メスティン」という調理器具(メインはご飯を炊くためのキャンプギアです)を使用すれば簡単にできます。
メスティンを使用した燻製のやり方については以下の記事をご覧ください。
焚き火を楽しむ
キャンプのメインイベントと言えば焚き火ではないでしょうか。
デイキャンプでは時間が限られているため長時間焚き火をすることは難しいかもしれませんが、秋の時期は肌寒い日もあるため、焚き火で暖をとることもできます。
焚き火は慣れないと火をつけるのが難しいため、初めのうちは固形燃料や着火剤を使用して火をつけるのをオススメします。
キャンプでの焚き火のやり方は以下の記事をご覧ください。
片付け・撤収(~17:00)
デイキャンプを楽しんだら、片付けをします。
ゴミや焚き火の灰の片付け、設営したテント又はタープ、テーブル等を片付けていきます。
チェックアウト時刻から逆算して間に合うように片付け作業に取り掛かりましょう!
デイキャンプに最低限必要な必携キャンプギア10選を解説!
ここまでご紹介してきしてきた主要なキャンプギアや、デイキャンプでの過ごし方を踏まえて、本章ではデイキャンプで最低限必要な必携ギアを解説します。
なお、季節としては、キャンプ初心者の方がキャンプを始めるのに適している「秋」を前提として、デイキャンプの必携ギアを解説します。
キャンプを始めるのに「秋」が適している理由については以下の記事をご覧ください。
初心者キャンパーがデイキャンプをするのに必携のキャンプギア10選は以下のとおりです。
テント又はタープ
テントやタープは、キャンプサイトでの居心地に直結するため、デイキャンプの必携ギアです。
テントやタープについては、デイキャンプに限っては、暖かい時期であればタープのみ、寒い時期であればテントのみといった季節に応じた使い分けをすると荷物の量をおさえられます。
デイキャンプを快適に過ごすためにも、必ず忘れずに持っていきましょう。
夫婦キャンパーにオススメなタープ特集については以下の記事をご覧ください。
キャンプ用のテント選びのポイントについては以下の記事をご覧ください。
テーブル
キャンプ中は飲食したり、持ち物を置いたりするのにテーブルが必要不可欠です。
持ち運びのスペースを少なくすることができる、折りたたんだり分解組み立てができるタイプのテーブルがオススメです。
チェアー
キャンプ中はのんびり座って過ごす時間があるため、デイキャンプであってもチェアーは必需品です。
また、焚き火をする場合は、チェアーに焚き火の火の粉が飛んでくるおそれがあるため、火の粉に強い素材のチェアーを使用されることをオススメします。
クーラーボックス
デイキャンプであっても飲み物や食べ物は必要なため、クーラーボックスもデイキャンプの必需品です。
クーラーボックスには「ハードタイプ」のものと「ソフトタイプ」のものがあります。
ハートタイプのものは保冷性に優れますが、サイズが大きく重量もあるため、涼しい季節にはソフトタイプのものを使用するとキャンプの荷物を体積を減らすことができます。
フィールドラック
また、クーラーボックスは地面に直置きすると保冷性を損なうおそれがあるため、クーラーボックスを持っていく場合はフィールドラックも必要です。
フィールドラックの上にクーラーボックスを置くことで、クーラーボックスの保冷性を確保できます。
また、フィールドラックはクーラーボックスの他にも、キャンプ中に物を置いたりと非常に便利なため、デイキャンプには必ず持っていきたいキャンプギアです。
ゴミ箱
キャンプではゴミが必ず発生します。
キャンプ場を汚さないためにもゴミ箱は必ず持っていきましょう。
また、筆者の経験から、ゴミ箱はファスナー等で密閉できる仕様のものをオススメします。
キャンプ場では、油断すると動物が寄ってきて食材やゴミ箱が荒らされるおそれがあります。
このため、万一荒らされてもゴミが外に飛び出さないように、密閉できるゴミ箱をオススメします。
焚き火台と焚き火用品
焚き火台と焚き火用品もデイキャンプには必ず持っていきたいキャンプギアです。
秋の季節は肌寒い日もあります。
焚き火ができれば暖をとることができるため、焚き火台と焚き火用品は必ず持っていきましょう。
キャンプでの焚き火のやり方については以下の記事をご覧ください。
カセットコンロ
カセットコンロは調理する際や湯沸しなど用途が広く、手軽に使用できるため、デイキャンプでも持っていると安心です。
キャンプ場では風が吹いて火が着きにくくなることもあるため、風に強い(風防性のある)カセットコンロを持っていきましょう。
以下のカセットコンロはケースが付属されていて持ち運びも便利なためオススメです。
調理機材
昼食や軽食に必要な調理機材も忘れてはならないデイキャンプギアのひとつです。
キャンプに慣れないうちは、昼食も温めるだけのものや茹でるだけのものを選ぶことが多くなります。
そんな時に活躍するのがクッカーです。
クッカーはレトルト食材を温める時に鍋の役割をしてくれます。
また、フライパンの役割をできるものや、食器として使えるものがセットになっているものも多く存在するため、クッカーは1つもっておくと非常に便利です。
また、調理機材の中でもデイキャンプで活躍するのが「メスティン」です。
メスティンはシルバーのお弁当箱のようなサイズの調理機材で、炊飯や揚げ物、炒め物、煮物など非常に豊富な種類の料理ができる優れものです。
また、メスティン自体は大変コンパクトであるため収納もしやすく、荷物としてもストレス無く持ち運ぶことができます。
食器
意外と忘れがちなのが食器です。
せっかくキャンプでご飯を作っても、食器を忘れてしまうとご飯を食べることができないため、食器も忘れないように持っていきましょう。
キャンプを初めてみたい方は、デイキャンプに必要なギアを揃えてキャンプに行きましょう。
【hinataストア】まとめ(主要なキャンプギアを紹介・デイキャンプ必携のギア10選を解説)
主要なキャンプギアには以下のようなものがあります。
筆者が考えるデイキャンプの必携キャンプギア10選は以下のとおりです。
本記事が、これからデイキャンプを始められる方にとって少しでも有益なものとなれば嬉しく思います
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