「生活で生じる固定費を何とかしておさえたいけど、どこから手をつけていいのか分からない…」
「そもそもどの固定費に下げ代があるのかが分からない」
「自分にとって最適な固定費のありかたを知りたい!」
こちらの記事はそのようなお悩みを持たれている方に向けて書いています。
生活する上で月々の電気料金やガス料金などの光熱費、水道料金など必ず発生する支払い料金がありますよね。
携帯電話の料金なども固定費のひとつですね
固定費は生活に必要な支払いであるとはいえ、毎月発生する支払いも多いため、可能な限り安くおさえたいと思われる方も多いのではないでしょうか。
こちらの記事では、固定費を安くおさえる方法や見直しポイントと、自分に適した固定費のあり方や考え方を紹介しています。
そもそも生活における固定費ってどんなもの?
「固定費」とはもともと、会社経営などでかかった費用を整理する際に用いられる用語です。
固定費のおおまかな定義は以下のとおりです。
固定費とは・・・
売上額の良し悪しによらず、事業を営む上で変わらず発生する決まった額の費用のことを言う。 会社を経営するにあたり、製造や販売、営業活動をしなくても、決まった時期に必ず支払いが発生する費用のこと。
もともとは会社経営など事業を営む上で必ず発生する費用のことを「固定費」と呼んでいたものが日常生活の中にも適用されて、生活費の中で必ず必要となる費用が「固定費」と呼ばれるようになったと考えられます。
会社経営で使われる「固定費」が日常生活にも適用されるようになって、日常生活における「固定費」の意味が定着したのですね
日常生活における固定費としては以下のようなものがあります。
日常生活における固定費は毎月発生する支払いであるため、固定費を如何に安くおさえられるかが家計を安くすることに直結します。
日常生活の固定費をおさえる見直しのポイントを以下でご紹介します。
固定費の削減ポイントは?
日常生活における固定費を安くおさえる見直しポイントについて見ていきましょう。
以下の4つのポイントについてご紹介します。
電気料金、ガス料金、水道料金を安くおさえるポイント
電気、ガス、水道は日々の生活を成立させるための必要不可欠な資源です。
そのため欠かすことができないものであるものの、支払いは毎月発生するため、可能な限り料金を安くおさえられれば家計の圧迫の回避につながります。
電気料金、ガス料金、水道料金を安くおさえるポイントをそれぞれ料金毎に見ていきましょう。
電気料金の場合
電気料金は契約容量で定まる基本料金と、電力の使用量に応じて算出される「電力量料金」に「再生可能エネルギー発電促進進賦課金」を加えて計算されます。
電力量料金は、電力量料金単価にひと月あたりの使用電力量がかけられて算出されます。
電気を作るためには燃料(原油、LNG、石炭)が必要であるため、電力量料金には燃料費調整額も考慮されます。
燃料費調整に係る費用は市場や為替などの外部要因により変動します。
2016年から始まった電力自由化に伴い、従来の大手電力会社のみならず、契約する電力会社を契約者自身が選ぶことができるようになりました。
また、電力のみならず、ガスや携帯、その他のサービスとセットで電力を販売する電力会社が登場したことことで、割引を受けられるなど、従来に比べて電力市場に競争が生まれています。
このため、電気料金を安くするためには割安の電力会社を選定し、契約することが有効です。
持ち家の方は電力会社を自由に選ぶことが可能です。
一方賃貸住まいの方も以下の場合を除き、基本的には電力会社を自由に選ぶことが可能です。
上記に該当する場合は自由に電力会社を選ぶことができないものの、棟全体で契約されている分割安になっている場合もあります。
上記のケースに該当するかどうかは賃貸管理会社に確認するようにしましょう。
ガス料金の場合
ガスの供給方法には、ガスの供給ラインを介して自宅に供給されるタイプの「都市ガス」と、ボンベに入れられたガスが自宅に設置されるタイプの「プロパンガス」とがあります。
都市ガスの料金は国の認可が必要であることから高額な料金が設定されにくいため、ユーザーにとって優しい価格設定です。
一方プロパンガスの料金設定は都市ガスのように国の認可が不要であり、ガス事業者にて価格設定が可能であるため価格が高くなりがちです。
このため月々のガス料金を安くおさえるためには、なるべく都市ガスのエリアに住むことが有効です。
引っ越しをする際には、引っ越し先が都市ガスのエリアであるかどうかを下調べすることが大切です。
さらに、引っ越し先をある程度自由に選べる場合には、なるべく都市ガスのエリアを選ぶようにしましょう。
ガス料金を安くおさえるための手段については以下の記事もご覧ください。
水道料金の場合
水道料金は電力やガスとは異なり、居住地区の自治体(水道局)との契約以外、契約先を選ぶことはできません。
このため、契約先を変更することで料金を安くすることは実質出来ないことから、水の使用量を抑える工夫をすることで料金をおさえることになります。
一般家庭における水道水の使用料割合はおおむね以下のとおりと言われています。
- お風呂 40%
- トイレ 21%
- 炊事 18%
- 洗濯 15%
- 洗面・その他 6%
なんとお風呂とトイレで家庭における水使用量の6割以上を占めています。
このため、お風呂の湯張りを毎日ではなく2日に1回にしたり、トイレでは「大」と「小」の流し方をきちんと使い分けるなどして出来るところから水道水の使用量をおさえていくことが大切です。
携帯電話料金を安くおさえるポイント
携帯電話料金を安くおさえる方法はドコモやau、ソフトバンクといったキャリアと契約するのではなく、MVNO(格安SIM)と契約することが有効です。
MVNOとは・・・
3大キャリアのように周波数帯域の割り当てを受けている通信事業者(NTTドコモ、KDDIグループ、ソフトバンクグループなど)から回線設備を借り受けて移動体通信サービスを提供する事業者のことを指す。MVNOは少ない設備投資で通信事業に参入できるため、サービスも比較的安価なプランが多い。
キャリア(MNO)と契約する場合と比べ、MVNOと契約することで毎月の携帯電話料金を数千円安くすることが可能です。
ドコモからMMVNOへの乗り換えにお悩みの方は以下の記事をご覧ください。
家賃を安くおさえるポイント
家賃を安くおさえるポイントで重要なのは、家賃そのものを安くするのではなく、その地域に住むことで受けられる補助金などによって総合的に安くするという点です。
もちろん、不動産によっては契約形態や交渉次第で本来の料金より安くできる場合もないわけではありませんが、家賃そのものを安くできるのはどちらかと言えば稀なケースです。
引っ越す前にそのエリアの家賃の相場を調べておくと同時に、以下のような点も踏まえて下調べをしておくと家賃を総合的にみて安くすることが可能な場合があります。
クレジットカードによる支払いが可能である場合は、毎月の家賃支払いによりポイントが付与されます。
例えば家賃が10万円の物件に住む際にクレジットカードによる支払いが可能である場合は、1,000円あたり1ポイント付与されるとすると毎月100ポイントの付与が受けられ、1年間で1,200ポイントも貯めることが可能です。
クレジットカードにより付与されるポイントは積もれば山となるため、バカにできない部分です
所有する車の維持費を安くおさえるポイント
所有する車の維持に必要な費用は主に以下の5点です。
- 自動車税と自動車重量税
- 自賠責保険
- 任意保険
- ガソリン代や駐車料金
- メンテナンス費用(車検を含む)
自動車税は排気量によって費用が定められており、軽自動車は一律800円であるものの、普通車は排気量に応じて税金が高くなります。
自動車重量税についても重量0.5tごとに税額が増えます。
このため、車が必要なければ所有しないことが最も費用をおさえる上で効果的ですが、車を所有する場合は必要以上に大きな排気量・重量の車に乗らないことが効果的です。
駐車料金についても、賃貸住まいであれば家賃に含まれている物件を探すことで毎月の駐車料金を節約できます。
任意保険や車検については1社のみではなく複数の業者に見積もりを依頼し、同条件で最も安くおさえられる業者を探すことが大切です。
自分だけでは固定費の改善ポイントが分からない場合は?
先述したポイントは暮らしの固定費を安くおさえる基本的なポイントです。
一方ライフスタイルは人の数だけ存在するため、読者のみなさま1人1人にあった固定費をおさえる方法があるのも事実です。
自分自身に合った固定費削減方法をより詳しく知りたい方はマネー健診での相談をオススメします。
自分に合ったプランの相談や提案を無料で受けることが可能です。
一般的にファイナンシャルプランナーなどに相談すると、10,000円程度の相談費用が発生することがありますが、マネー健診では無料で相談することが可能です。
自分のライフスタイルに合ったプラン提案を受けてみることをオススメします。
まとめ
- 固定費を安くおさえるためのポイントは光熱費、携帯電話料金、家賃(賃貸住まいの場合)、車の維持費をおさえること
- 電力は自由化され、携帯電話についてはMVNOが普及しているため、選択肢が従来よりも多い分安くおさえるためには下調べが必要
- 基本のポイントをおさえつつ、より自分のライフスタイルに合ったプランを専門家に相談することもオススメ
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