「焚き火台を買いたいけれど、どんな焚き火台が扱いやすいの?」
「初心者でも扱いやすい焚き火台が知りたい!」
「焚き火台選びのポイントを教えてほしい!」
こちらの記事はそのような疑問や要望をお持ちの方に向けて書いています。
キャンプで楽しみなイベントのひとつは何といっても「焚き火」ですよね。
キャンプをこれから始められる方は、まずやってみたいイベントとして焚き火があるのではないでしょうか。
一方で、いざ焚き火台の購入を考えてみると、「そういえばどんな焚き火台が良いのか分からない…」とも思われるのではないでしょうか。
ニーズに合った焚き火台に出会えると、キャンプ自体を楽しめることはもちろん、キャンプの計画をすることも楽しみになり、キャンプライフが大変充実します。
焚き火台選びのポイントはいくつかありますが、重要視するのが望ましい点はズバリ「コンパクトであること」です。
そこでこちらの記事では、焚き火台選びのポイントとコンパクトな焚き火台が望ましい3つの理由について紹介しています。
本記事の読者さまがご自身のニーズに合った焚き火台に出会われることの手助けができれば嬉しく思います。
焚き火台にはどんな特徴のものがあるの?
焚き火台にはさまざまな形状のものがあり、形状によってその特徴も各々異なります。
焚き火台の代表的な形状は以下のとおりです。
本章では、焚き火台の型毎に特徴をご紹介します。
焚き火台の購入を検討されている方は選ぶ際の参考にしていただけると幸いです
四角錐型
オーソドックスで使い勝手のよい焚き火台形状のひとつです。
snow peakの焚き火台でこの形状のものが有名ですね。
ステンレス等の鉄板による四角錐型の形状をしています。
尖った部分が底になるため、燃えかすが焚き火台から落ちにくく片付けがラクなのが優れている点です。
また、風が少々強くても遮られるため火が消えにくく、焚き火がしやすい型の焚き火台です。
コンパクトではあるものの、四角錐の側面は鉄板でできているため比較的重くなりがちで、3kg~5kg程度の焚き火台が多いです。
焚き火の熱源を調理に活用する場合は五徳や網などが別途必要です。
薄板火床型
こちらも比較的使い勝手の良い焚き火台です。
SHARKERやTokyo Campなどの焚き火台はこちらの形状をしています。
フレームと薄い鉄板により構成されており、非常にコンパクトで軽い点と組み立て・解体が手軽な点が優れています。
一方、焚き火の最中に強い風が吹くと燃えかすが散らばりやすいため、たき火シートでおさまらないほど強風の場合は風よけをあらかじめ設置することをオススメします。
Tokyo Campの焚き火台はコンパクトかつ軽量で片付けもラクなため筆者も愛用しています!
メッシュ型
メッシュ型も比較的コンパクトで軽量な扱いやすい焚き火台です。
薪を置く火床がステンレスなどのメッシュ構造になっており、火種が空気と触れやすいため燃焼を継続させやすい点が特徴です。
また、焚き火が終わった後はメッシュの上の灰をまとめてしまえば片付けもラクに済ませることができます。
難点としては耐荷重がさほどないことと、風よけがないため風が強い時は焚き火をするのが困難なところです。
風が強い日は風よけを活用しましょう。
また、調理器具などを直接上に乗せることができないため、料理をするためにも工夫が必要です。
ディスク型
ディスク型焚き火台はソロキャンパーに人気の焚き火台です。
Colemanのディスクファイヤーが人気です。
ディスク型焚き火台の最大のメリットは何といっても設営がかなり手軽な点です。
ディスク型焚き火台は焚き火台の下側に脚がたたまれているものがほとんどで、この足を起こすだけで設営が完了します。
また、ディスクの上で焚き火が完結するため片付けも手軽にできます。
小さな薪で焚き火をしている分には上に網を置けば調理も可能です。網は付属されているものもあります。
ただし、焚き火台がさほど深くないため、上に網を置く場合は比較的小さめの薪で焚き火をする必要があります。
また、ディスクの部分は折りたためないため、収納スペースとしては大きくなってしまいます。
このため、持ち運びには工夫が必要です。
コの字型
コの字型焚き火台もソロキャンパーに人気のコンパクトな焚き火台です。
CAPTAIN STAGなどで見かけるタイプの焚き火台ですね。
コの字型焚き火台は薪をくべる側以外は壁で覆われているため風よけがあり、壁には隙間があって空気が通るため燃焼効率も良い特徴があります。
上に網などが備え付けられているタイプのものが多いため、調理にも適しています。
設営や撤収も手軽にでき、コンパクトに片付けられるためさほど荷物にもなりません。
ただし、小さめの焚き火台が多いため、ソロキャンプ以外では少し小さいかもしれません。
横三角柱型
横三角柱型は上で調理がしやすい焚き火台です。
三角柱を倒して横向けにしたような火床が特徴で、軽量かつ片付けが手軽にできるものが多いです。
また、調理用の網を外してしまえば空気の当たる面を確保でき、薪もくべやすいため鑑賞で焚き火を楽しみたい場合にも持ってこいの焚き火台です。
網を設置したままだと薪をくべたり薪を動かして火加減の調節をすることができないため、調理中に火加減の調節をするには一時的に網を取り外すなどの工夫が必要なところが難点です。
焚き火台選びのポイントとコンパクトであることが望ましい理由
ここまで焚き火台の代表的な形のそれぞれの特徴をご紹介してきましたが、
「いろんなタイプの焚き火台があるのは分かったけど、じゃあ具体的にどんな点を重視して焚き火を選べばよいの?」
となりますよね。
そこで本章では焚き火台を選ぶ際に重要視したいポイントをご紹介します。
筆者が考える焚き火台選びで重要視すべきポイントは以下のような点です
上記の中でも、初心者のキャンパーさんに特に重要視してもらいたいポイントは「コンパクトであること」です。
なぜコンパクトな焚き火台であることが最も重要視されるべきなのでしょうか。
コンパクトな焚き火台が望ましい理由について以下でご説明します。
持ち運びが手軽であることはキャンプにおいて非常に重要なことです。
特に宿泊キャンプではどうしても荷物が多くなってしまうため、一つ一つの荷物がコンパクトで持ち運びが手軽であれば、荷物をコンパクトにまとめることができます。
また、焚き火台がコンパクトであれば、必然的に設営や片付けが手軽になります。
キャンプ地に着いてからテントやタープなどいろいろなものの設営をするため、手軽に設営できる焚き火台であれば設営の手間をおさえることができます。
片付けが手軽であることも焚き火台選びでは重要なポイントです。
たき火が終わった後は灰捨てをしたり、必要に応じて汚れをふき取らないといけないため、コンパクトな焚き火台であれば片付けも手軽に済ませることができます。
最後に、焚き火台がコンパクトであれば、焚き火をすること自体にストレスを感じにくくなります。
これは先述の持ち運びのしやすさや、設営・片付けの手軽さとも関係するのですが、焚き火台がコンパクトだと扱いやすいため、焚き火をすること自体が億劫になりにくくなります。
たとえ好きで始めたキャンプであっても、
「続けているうちにめんどくささが勝ってしまって、結局やらなくなってしまった…」
といった悲しい状況になってしまう場合もあります。
せっかく好きで始めたキャンプを続けていくためにも、ストレスなく扱えるギアであることはやはり大切です。
初心者キャンパーさんにオススメの焚き火台特集
焚き火台選びのポイントとコンパクトさの重要性についてご説明したところで、初心者キャンパーさんにオススメの焚き火台をご紹介していきます。
1つ目の焚き火台はTokyo Campの焚き火台です。
筆者も使っている焚き火台なのですが、設営・片付けが非常にラクな焚き火台です。
収納時のサイズが32cm×22cmであり、本体重量が985gという非常にコンパクトで軽い製品です。
また、網なども付属されているため調理時も使い勝手が良いです。
風が強い日は風よけを併せて使用するのがオススメです。
2つ目はUJack(ユージャック)のメッシュファイアスタンドです。
メッシュ構造の焚き火台であるため燃焼効率が良く、焚き火の持続性があります。
収納サイズは直径70mm×長さ640mmであり、重量約960gのコンパクトな焚き火台です。
五徳などと合わせて使用すると調理もしやすくなります。
3つ目は「waku fimac」の焚き火台BONFIRE STANDです。
調理をしながら火加減の調節ができる点が優れています。
また、本製品1つだけではソロキャンプ用の大きさですが、同じ製品を2つ繋げることで2人以上でも対応可能な熱源を確保できます。
収納時のサイズは26cm×26cm×3cmとコンパクトであり、重量は740gと超軽量な焚き火台です。
価格帯がリーズナブルであることもユーザーにやさしい点ですね。
hinataストアではその他コンパクトな焚き火台が多数取り扱われています。
【hinataストア】TOKYO CRAFTSの「MAKULITE(マクライト)」も軽量でオススメの薄板火床型焚き火台です。
アルペングループではsnow peakなどの焚き火台が販売されています。
これからキャンプを始められる方が好みの焚き火台に出会えますように☆
まとめ
- 焚き火台選びのポイントは、燃焼効率が良いこと、設営と撤収(組み立てと解体)が手軽であること、コンパクトであること、火加減の調節がしやすいこと、調理に活用しやすいこと
- 焚き火台選びのポイントの中で最も重要視したいことはコンパクトであること
- コンパクトであることを重要視したい理由は、焚き火台がコンパクトであることによって、持ち運びや設営・片付けが手軽になり、焚き火をストレスなく楽しむことにつながるため
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