(こちらの記事は2024年3月23日に更新されました)
「冬キャンプは楽しいけど、テント内の寒さだけはどうしても慣れないな…」
「冬キャンプのテント内の寒さ対策は具体的に何をすれば良いの?」
「冬キャンプのテント内の寒さをなんとかしたい!」
こちらの記事はこのようなお悩み、疑問や要望をお持ちの方に向けて書いています。
冬の時期は他の季節と比べてキャンパーも少なく、虫もいない上に星空が綺麗なため、慣れたキャンパーにとっては非常にのんびりとキャンプができる季節です。
とはいえ、冬キャンプで悩ましいのは何といってもその「寒さ」です。
冬のキャンプでは、夜中は当然のことながら、気温が低い日は日中であってもテント内が非常に寒く感じる日があります。
あまりにも寒いため、冬キャンプから遠のいてしまう方もおられるのではないでしょうか。
しかしながら、せっかく始めた冬キャンプが、テント内の寒さが原因でやめてしまうことになるのは非常にもったいないです。
また、冬キャンプを続けられている方も、今後冬キャンプをより楽しく快適に過ごすためにも、冬キャンプにおけるテント内の寒さ対策の知識は必要不可欠です。
そこでこちらの記事では、冬キャンプにおけるテント内の寒さ対策として、簡単にできる具体的な方法を解説します。
結論(簡単にできるテント内での5つの寒さ対策を解説)
先に結論を記載します。
簡単にできるテント内での5つの寒さ対策は以下のとおりです。
以降で詳細を解説します!
そもそもなぜ冬キャンプではあんなにテント内が寒くなるの?
冬キャンプにおけるテント内の具体的な防寒対策をご紹介する前に、そもそも冬キャンプではなぜあそこまでテント内が寒くなるのかを解説します。
真冬のテント内の温度は1ケタ台になることはザラで、寒い日には日中であっても氷点下となることがあります。
テント内でも一切防寒対策をしなければ氷点下となることがあります
そのように非常に寒い冬キャンプのテント内ですが、テント内で暖房器具を使用することで寒さを和らげることができます。
しかしながら、暖房器具を使用していてもテント内の温度が上がりにくいことがあります。
「テントが100%外気を遮断できるものでないことは分かるけど、テントの開け閉めをなるべく少なくすれば、テント内の空間の温度は容易に上がっていく気がするのに、暖房器具を使っていてもテント内の温度が上がりにくい場合があるのはなぜ?」
と疑問に思われる方もおられるのではないでしょうか。
テント内の温度が下がるのは、実はテントの開け閉めによる外気の侵入だけではありません。
テントを張っている場所の地面からの冷気によってもテント内の空間が冷やされるため、冬のテント内の温度は、夜になるにつれて見る見るうちに低下していきます。
つまり、冬キャンプのテント内を少しでも快適な空間にするためには、テント内を暖めることだけでなく、テントを張っている場所の地面からの冷気にも対策をする必要があります。
地面からの冷気の対策としては、冷気を遮断したり、寝る際には地面から距離をとることが有効です
次章では、テント内で快適に過ごすための具体的な寒さ対策を解説します。
冬にテント内で快適に過ごすために必須の5つの寒さ対策を解説!
本章ではいよいよ、冬キャンプ時にテント内で快適に過ごすために必須となる寒さ対策を解説します。
冬キャンプ好きの筆者が考える必須のテント内寒さ対策は以下のとおりです!
必要ギアを揃えれば簡単にできるものを厳選して解説しています!
外気をなるべく遮断できるテントを使用する
まず大切なのが、外気をなるべく遮断できるテントを使用することです。
テントには様々な仕様のものがありますが、冬キャンプに適しているテントは、いわゆる「4シーズンテント」です。
4シーズンテントは、文字通りどの季節でも使用できるテントです。
一方、「3シーズンテント」と呼ばれる仕様のテントがあります。
3シーズンテントは夏キャンプを快適に過ごすことを目的とした仕様のテントであり、通気性や防水性に優れるものが多いことから、外気をなるべく遮断したい冬キャンプにはあまり向いていません。
冬キャンプでは4シーズンテントがオススメです
また、テントと地面の間に隙間があると、風がふくことにより、冷たい外気がテント内に入ってきてテント内の温度が下がります。
このため、冬キャンプ時のテントには、なるべくスカート(テント本体と地面の隙間を塞いでくれるひらひらした部分)がついたものを使用しましょう。
床面からの冷気対策をする
2つ目は床面からの冷気を遮断する対策です。
前章でもご紹介したとおり、テントを張っている場所の地面からの冷気によりテント内の空間が冷やされます。
このため、冬のキャンプでは、テント内でグランドシートを敷き、さらにその上にマットやラグなどを敷いて地面からの冷気への対策をとることが大切です。
ユタカメイクさんは、Amazon限定で深緑色の「ODグリーンシート」というカッコいいシートがあるのでオススメです。
深緑色のシートはキャンプに非常になじみます
テント内にラグを敷くと、テント内が彩られておしゃれな雰囲気も楽しめます。
冬キャンプでは、グランドシートやラグを敷いて地面からの冷気への対策をしましょう。
また、テント内にラグ等を敷かない場合は、コットを活用して床面との距離を確保することで、寝る際の地面からの冷気対策をすることができます。
テント内を暖める
テント内に入ってくる外気をなるべく遮断し、地面からの冷気に対する対策も行った後はいよいよ、テント内自体を暖める対策です。
テント内を暖めるには暖房器具を活用しましょう。
電源サイトではなく、ポータブル電源も持ち合わせていない場合は、石油ストーブや薪ストーブを用いてテント内を暖めましょう。
ストーブは天板を調理用の熱源としても利用できるため大変便利です
ただし、やけどには十分に注意しましょう!
冬キャンプ用のストーブ選びで迷われている方は以下の記事をご覧ください。
また、テント内でストーブを使用すると、テント内の一酸化炭素濃度が上昇し、一酸化炭素中毒になる場合があります。
一酸化炭素中毒は場合によっては命の危険を伴う症状です!
このため、テント内でストーブを使用される場合は、一酸化炭素チェッカー等を使用し、テント内の一酸化炭素濃度に十分に注意ください。
一方、電源サイトを使用される場合や、ポータブル電源を使用される場合は、電気ヒーターでテント内を暖めるのもオススメです。
電気ストーブは、石油ストーブや薪ストーブと違い天板温度が高くなることようなことが無いため、やけど等のリスクが低い点がメリットです。
デロンギ公式オンラインストア電気ヒーターはコンパクトなものが多いため、荷物の多い冬キャンプではありがたい存在です
また、利用サイトが電源サイトでない場合には、ポータブル電源を活用して暖房器具を使用しましょう。
ポータブル電源は調理用の電源として使用したり、スマホの充電に活用したりと、キャンプ用に1台あると非常に便利です
あったかい服装をする
テント内で快適に過ごすためにも、キャンパー自身も暖かい服装をすることが大切です。
とはいえ、暖かい格好をするためには、やみくもに重ね着をしてもあまり有効ではありません。
重ね着で暖かさを感じるためには、重ね着している服と服の間に「空気の層」を作る必要があります。
以下に示す、インナー、ロングTシャツ、パーカーの重ね着を例にご説明します。
上記のように重ね着をすると、肌(身体)とインナーとの間、インナーとロングTシャツの間、ロングTシャツとパーカーの間に「空気の層」が作られます。
この空気の層が体温により暖められることで衣服の内側が保温され、身体の温度を保つことができます。
このため、例えば非常にタイトな服で重ね着をしてしまうと、空気の層が作られにくいため、期待するほど保温効果が得られにくいです。
ある程度ゆったりとした衣服を重ね着して、冬キャンプのテント内を快適に過ごしましょう!
シュラフ内を暖める
5点目はシュラフ内を暖める方法です。
これはテント内で寝る時に効果がある対策です。
冬のキャンプで、いざ寝ようとしたときに、何も対策をせずにシュラフに入ると、入りたての頃は非常に寒い(シュラフ内が冷たい!)です。
寝ようとしたときにシュラフが冷たいのは、経験からも正直なかなか辛いです
シュラフが冷たいと目が冴えてしまってなかなか寝付けないこともあります…
これを防止するために簡単にできる対策としてご紹介したいのが、寝る1時間ほど前から電気毛布やカイロでシュラフ内を暖めておくことです。
事前にシュラフ内を暖めておくことで、シュラフに入る時には既に中が暖まっているため、心地よく眠ることができます。
また、電気毛布はポータブル電源があれば使用でき、こだわりが無ければレンタルすることもできるため、シュラフの冷たさでお悩みの方は是非活用されることをオススメします。
手ぶらキャンプを楽しむ【hinataレンタル】まとめ
冬キャンプで必須となる5つのテント内寒さ対策は以下のとおり。
本記事でご紹介した寒さ対策に必要なギアを準備して、冬キャンプを快適に楽しみましょう。
冬キャンプでのテント内の寒さにお悩みの方にとって少しでも有益なものとなれば幸いです
冬キャンプでマストの持ちものについては以下の記事をご覧ください。
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