「サウナはリラックス効果があると聞くけど本当なの?」
「サウナの熱さや水風呂の冷たさで、かえって緊張してしまうんじゃないの?」
こちらの記事はこのような疑問を持たれている方に向けて書いています。
サウナはスーパー銭湯などで設置されているところが多く、サウナを利用することでリラックス効果があると良く耳にしますよね。
最近では「ととのう」というキーワードで親しまれています。
一方、リラックス効果を得るためには、自律神経のうち「副交感神経」のはたらきが優位な状態になる必要があります。
極端に温度の高い場所や低い場所では、身体が緊張状態になってしまい、副交感神経のはたらきが優位な状態になることができません。
では、サウナのように熱い場所や冷たい場所を行ったり来たりする環境で、どのようにしてリラックス効果を得ることができるのでしょうか。
こちらの記事では、サウナを利用することでどのようにしてリラックス効果がもたらされるのかについて紹介しています。
サウナの起源や歴史は?
利用者の増えているサウナですが、どのような起源や歴史を持っているのでしょうか。
サウナの起源はフィンランドであり、フィンランドではサウナはなんと今から2,000年以上前から既にあったと言われています。
フィンランドのカレリア地方が発祥の地で、もともとは食料を貯蔵したりスモークするための部屋が、いつのまにか沐浴する場所へと変わっていったと言われています。
また、フィンランドは人口が約530万人なのに対し、サウナの設置個数は約300万個と言われています。
1家庭に1つサウナが設置されている計算になりますね。実際に戸建ての家ではもちろん、集合住宅でもサウナが設置されているそうです。
フィンランドではサウナはもはや生活の一部に定着しているようです
日本でも1964年の東京オリンピックの選手村にサウナが持ち込まれたことをキッカケとして、全国に広まったと言われています。
Wikipedia サウナ(抜粋)
全国的に普及し始めたのは1964年東京オリンピック後、前述のベルリンオリンピック同様にフィンランド選手団が選手村にサウナを持ち込み注目を集めた[32]。1966年に中山産業(現株式会社メトス)が渋谷のスカンジナビアクラブにてフィンランド式のサウナが設置された。
出典:サウナ – Wikipedia
サウナでリラックス効果が得られるメカニズムとは?
熱い場所や冷たい場所を行ったり来たりするサウナにて、どのようにリラックス効果が得られるのでしょうか。
人によって楽しみ方や順序はさまざまかと思いますが、サウナを利用する際は大まかに以下のようなサイクルで楽しむと思います。
サウナに入っている時は身体が暖められて血流が良くなるものの、温度も湿度も高い環境にいることから、自律神経は交感神経のはたらきが優位な状態にあるため、身体自体は緊張状態にあります。
水風呂に入っている時も同様に、低水温の環境のため身体は緊張状態にあり、血管が収縮することによって血圧も上がっています。
一方、サウナと水風呂に入った後の休憩時は心地よい空間に身体が置かれているため、自律神経は副交感神経のはたらきが優位な状態にあり、身体はリラックス状態です。
血流の活発化や血管の拡大・収縮による効果もさることながら、サウナによるリラックス効果はこの休憩時のリラックス状態によってもたらされます。
サウナや水風呂に入るだけでなく、しっかり休憩することがリラックス効果を得るためのポイントですね
サウナを利用する際は、サウナに入ることや、水風呂に入ることに意識が向きがちですが、きちんと休憩をとることもサウナを楽しむ一環ととらえて楽しむようにしましょう。
また、サウナに入ったり、水風呂に入る行為自体は身体への負担が大きい行為であるため、自分自身の身体と相談しながら無理のない範囲で楽しみましょう。
また、サウナを利用するとたくさん汗をかくため、利用後はきちんと水分補給するようにしましょう。
サウナやお風呂で温まった後に飲む牛乳は最高ですよね
まとめ
- サウナは正しく利用するとリラックス効果を得ることが出来る
- サウナや水風呂に入ったあとの休憩をキチンととることがリラックス効果を得るためのポイント
- サウナや水風呂自体は身体への負担が大きいため、無理のない範囲で楽しむことが大切
サウナの他に、家にいても手軽にできるリラックス方法については以下の記事をご覧ください。
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