(こちらの記事は2024年3月24日に更新されました)
「先輩キャンパーはどんな失敗をしているの?失敗しないための対策は?」
「これからキャンプを始めたいから、先人の失敗の経験を聞いておきたい!」
「キャンプ初心者あるあるの失敗とその対策を知りたい」
こちらの記事はこのような疑問や要望をお持ちの方に向けて書いています。
初めてキャンプをする頃は気持ちがワクワクしていて、すぐにでもキャンプを始めたい!という気持ちが強いのではないでしょうか。
何かを始める時はワクワクしますし、ことキャンプに関しては、自然の中で非日常感を味わえることを思うと、はやる気持ちを押さえるのが大変な程ワクワクするのではないでしょうか。
筆者も初めてキャンプをする時は非常にワクワクしていて、キャンプに行く日が待ちきれない気持ちだったことをよく覚えています
(もちろんワクワク感は今もあります)
しかしながら、いざキャンプをやってみるとすぐに、「いろんなことが思った通りにできないのがキャンプなんだな」と実感します。
慣れるのに時間のかかることや、コツを知らないとそもそもできないようなこともキャンプにはあります。
楽しみにしていたキャンプが、そういった失敗でイヤになってしまってはもったいないです。
そこでこちらの記事では、キャンプを始めた頃によくある失敗15選と、その失敗を繰り返さないための対策を詳しく解説します。
季節を選ばず1年を通してキャンプに行く筆者が、キャンプを始めたての頃に実際に経験した失敗をもとに詳しく解説します
- 結論(キャンプを始めた頃によくある失敗15選とその対策)
- キャンプを始めた頃によくある失敗15選を紹介
- キャンプ初心者によくある失敗をしないための15の対策を解説!
- キャンプに持っていく荷物を精査して前日までに車に積み込む
- チェックリストを作成して忘れ物がないか確認する
- 設営や片付け等作業に必要な時間を見積もって余裕のある行動をする
- 予約サイトなどでキャンプ場情報を事前に確認する
- タープやテント用のペグはなるべく強度のあるものを使用する
- タープやテントの設営時にはガイロープの張りとペグの設置状況をよく確認する
- 焚き火では″火を育てる″意識で薪をくべたり空気を送り込む
- 焚き火の近くで使用するギアは火の粉に強い仕様のものを選ぶ
- 慣れないうちのご飯はなるべく簡単なメニューにする
- 着替えは予備を持っていく
- 衣服や寝具を活用して寝る時の暑さと寒さへの対策をする
- 就寝前には食材やゴミを密閉性のある場所にキチンとしまう
- 出来るだけコンパクトなランタンやライトを複数持っていく
- キャンプ場のルールに従って行動する
- キャンプでの問題発生時には″お互いさま″の意識で行動する
- まとめ
結論(キャンプを始めた頃によくある失敗15選とその対策)
先に結論を記載します。
キャンプを始めた頃によくある失敗15選と、その失敗をしないための15の対策は以下のとおりです。
以降で詳細を解説します!
キャンプを始めた頃によくある失敗15選を紹介
本章では、キャンプを始めた頃によくある失敗を紹介します。
キャンプを始めた頃によくある失敗15選は以下のとおりです。
荷物が車に積みきれない
キャンプではついつい荷物が多くなりがちですよね。
特に宿泊を伴うキャンプでは、寝るのに必要な持ち物などもあるため、どうしても持ち物の数が増えます。
一方、車への荷物の可能積載量には限りがあるため、持っている全てのギアを毎回キャンプ場に持っていくわけにもいきません。
このため、持ち物はキャンプの都度選択をしないと、荷物が車に積みきれない事態に陥ります。
当日になって車に積みきれないことが分かると非常に焦ります…
忘れ物をする
キャンプであるあるの失敗のひとつに忘れ物があります。
1回のキャンプに必要な荷物は多岐に渡るため、注意していないと忘れ物をしてしまいます。
忘れても影響が小さい持ち物であればさほど問題はないですが、それがないとキャンプが成立しないようなものを忘れてしまうと非常につらいキャンプになってしまいます。
例えば、宿泊キャンプでシュラフを忘れると非常に悲惨な目に合います…
キャンプスケジュールの時間の見積もりを誤る
いつの間にか時間が押してしまうのも、キャンプでよくある失敗の1つです。
キャンプに慣れてくると、設営や片付けに必要な時間、ご飯を作るのに必要な時間等スケジュールの見通しを立てやすくなりますが、キャンプに慣れないうちは時間の見積もりがなかなか難しいです。
このため、いつの間にか時間が経過してしまって、「時間に追われるキャンプになってしまった!」という事が起こります。
筆者もキャンプ場のチェックアウト時刻を少し過ぎてしまってキャンプ場にご迷惑をおかけしてしまったことがあります…
行先のキャンプ場の情報収集が不足する
キャンプをする際には、キャンプ場のさまざまな情報が必要になります。
例えば、利用するサイトの大きさを事前に把握しておかないと、キャンプ場に着いてからいざテントを設営する際に、テントがサイト内に収まりきらなかった!といった事態を招くおそれがあります。
また、キャンプ場のゴミ捨て可否を事前に把握しておかないと、キャンプ場でごみ捨てができないことを初めて認識した場合は、思いがけず、持ち帰るゴミを積み込む車内スペースを確保する必要があります。
事前にキャンプ場の情報を収集しておかないと想定外の事態を招くことがあります
タープやテントのペグが強度不足で折れる
テントやタープの設営をしている時のトラブルで多いのが、設営時のペグの折損です。
タープやテントを購入した際に付属されているペグは、アルミ材等十分な強度を有さないものが多いです。
このため、付属品のペグを、地面の固いキャンプ場で使用するとペグが折れてしまうことがあります。
タープやテントの設営が不十分なため途中で倒壊する
タープやテントの設営に慣れていないと、ガイロープ(タープやテントを張る際に使用するロープ)の張り状況やペグの設置状況が適切でない場合があります。
設営状態が不十分な状態だと、風や降雨の際の重みにテントやタープが耐えられずに倒壊を招くおそれがあります。
焚き火で火がつかない
キャンプでのメインイベントのひとつである焚き火ですが、焚き火に不慣れなうちは、火をつけるのも一苦労です。
焚き火では、着火時にいきなり大きな薪に火をつけようとしても、火をつけることはできません。
筆者も初めてのキャンプではうまく火をつけることができませんでした…
焚き火でうまく火がつかないこともキャンプでの失敗の1つです。
焚き火の火の粉で服やテント等を傷める
焚き火の火の粉で服やテント、その他キャンプギアを傷めてしまうこともキャンプあるあるの失敗の1つです。
焚き火をしていると、周囲に火の粉が舞うため、付近に火に弱い材質のキャンプギアがあると、焦げたり溶けたりして傷めてしまいます。
このため、火事を起こさないためにも、焚き火の近くで使用するキャンプギアには注意が必要です。
ご飯が思ったとおりに作れない
せっかくのキャンプだから、キャンプらしい「キャンプ飯」を作ろうと意気込んでも、初めのうちはなかなか思ったようにご飯が作れないのがキャンプです。
焚き火を熱源にして調理をしようとしても、焚き火の熱量は不安定なため調理の際には手間がかかります。
また、キャンプ場での調理の際の利便性は自宅に比べるとどうしても劣るため、調理自体にも相当の手間がかかります。
キャンプに慣れないうちはご飯を食べるのにも一苦労です
汚れた服の着替えがない
キャンプでは、突然の雨で服が濡れてしまったり、地面の泥の跳ね返りで服が汚れることがよくあります。
予期していなかった雨や泥によって服が汚れてしまった場合に、着替えを持っていないと、汚れた服のまま1日を過ごすといった事態に陥ります。
服が濡れたり、汚れたりした際に、着替えがない!といった事態もキャンプでの失敗事例です。
寝る時の暑さや寒さへの対策が足りない
夏の暑い時期や冬の寒い時期は、寝る時の温度調節の対策を十分にしないと寝苦しさを覚えます。
キャンプぐっすり眠れないのは辛いです…
暑い時期や寒い時期のキャンプでは、快適に眠れるように対策をとることが大切です。
動物に食材やゴミを荒らされる
動物に食材やゴミ箱を荒らされることもキャンプでよくある失敗です。
ご飯を食べ終わって後片付けが中途半端なまま就寝してしまうと、寝静まった後に、サイトの食材等のにおいにつられて動物がサイトに入ってくることがあります。
サイトに動物が入ってくると、余った食材やゴミ箱を荒らされてしまいます。
小動物は油断したころにやってくるため、食材やゴミ箱は就寝前にしっかりと片付けることが大切です。
食材やゴミ箱を荒らされると後片付けが大変です
ランタン等夜の灯りが足りなくて暗い
夜のキャンプ場は非常に暗くなります。
ランタン等の灯りが少ないと、作業をするのが難しくなりますし、転倒するリスクもあります。
ランタン1つだけでは夜のキャンプ場ではとても過ごせないため、複数のランタンや明かりを持参する必要があります。
キャンプ場でのマナーを犯してしまう
キャンプ場で知らないうちにマナーを犯してしまうこともキャンプでは起こりえます。
キャンプ場では、クワイエットタイムが設けられていたり、ゴミの仕分けの仕方が定められていたりと決められたルールがあります。
決められたルールを把握していないと、知らないうちにルールを犯してしまうことがあるため、キャンプ場のルールはしっかりと事前に確認しておくことがマナーを守る上では大切です。
また、当然のことながら、他のキャンパーさんやキャンプ場の管理者さんに不快な思いをさせないように過ごすことも、マナーを守る上では大切です。
夫婦やカップルでのキャンプ中にパートナーと喧嘩をしてしまう
夫婦やカップルでキャンプに来ている時に、忘れ物や時間に追われる等何かしらのトラブルに見舞われた際、パートナーのせいにしてしまって喧嘩になってしまうこともキャンプで陥る事態の1つです。
キャンプ中に喧嘩をしてしまうと、キャンプの時間が非常に気まずいものになってしまいます。
このため、キャンプ中に喧嘩をしないための工夫もキャンプでは大切ですね。
キャンプ初心者によくある失敗をしないための15の対策を解説!
本章では、前章でご紹介したようなキャンプでの失敗をしないための対策を解説します。
キャンプ初心者によくある失敗をしないための15の対策は以下のとおりです。
キャンプに持っていく荷物を精査して前日までに車に積み込む
キャンプに持っていくことができる荷物の量には限りがあるため、キャンプ前には持っていく荷物の精査をしましょう。
また、前日までに積み込みが可能である荷物については、荷積みを前日までに完了させるのも大切なことです。
持っていく荷物が決まったら、キャンプ前日までに積み込み可能であるものは積んでおくことで、時間に余裕を持って積み込みをできるだけでなく、当日になって荷物が積みきれないことが判明する事態を防止することができます。
出来るだけ前日までに余裕をもって荷積みを済ませましょう!
車への積載量を増やすためにルーフキャリアの購入を検討されている方は以下の記事をご覧ください。
チェックリストを作成して忘れ物がないか確認する
キャンプでの忘れ物を予防するために、キャンプに持っていく荷物が決まったらチェックリストを作成して管理すると忘れ物の予防に有効です。
持ち物については、手書きでメモするのも一苦労なので、スマホの無料アプリでキャンプの持ち物を管理するのがオススメです。
i-phoneの方にオススメのアプリは『CAMP NOTE』です。
Androidの方にオススメのアプリは『CampChecker』です。
CampChecker:キャンプ準備リスト ギア・サイト管理
泊まりキャンプの必携持ち物については以下の記事をご覧ください。
設営や片付け等作業に必要な時間を見積もって余裕のある行動をする
キャンプ中に時間に追われることがないように、キャンプ場に着いてからの設営作業や、撤収前の片付け作業に必要な時間をあらかじめ余裕を持って見積もっておくことが大切です。
一度キャンプに行くと設営や片付けに必要な時間が分かるため、覚えておくようにしましょう!
また、設営や片付けに限らず、キャンプに慣れないうちは時間に余裕を持って行動することが大切です。
キャンプの全体スケジュールを踏まえて、時間に余裕をもって行動しましょう。
1泊2日のキャンプスケジュールの例については以下の記事をご覧ください。
予約サイトなどでキャンプ場情報を事前に確認する
キャンプ場の情報は、キャンプ場の予約サイトなどを通して事前に確認しましょう。
チェックイン・チェックアウトの時刻、ゴミ捨ての可否と捨てられるゴミの種類、サイトの広さ、お湯が出るかどうか等の情報を事前に収集しておくことで、準備を整えることができ、ストレスなくキャンプを楽しむことができます。
キャンプを楽しむためにも、事前の情報収集をしっかりとしましょう!
キャンプ場選びのポイントについては以下の記事をご覧ください。
タープやテント用のペグはなるべく強度のあるものを使用する
タープやテントの設営に使用するペグは、なるべく鍛造ペグやチタンペグのように強度を有するものを使用するようにしましょう。
また、ペグは折れるだけでなく、抜けなくなるリスクもあるため、あらかじめ本数に余裕をもっておくことも大切です。
タープやテントの設営時にはガイロープの張りとペグの設置状況をよく確認する
テントやタープの設営が一通り完了したら、ガイロープやペグの設置状況を確認するようにしましょう。
就寝中の急な雨風等で夜中にテントが倒壊すると非常に悲惨であるため、安全確保の観点からも、設営が一通り終わった段階でキチンと確認するようにしましょう。
焚き火では″火を育てる″意識で薪をくべたり空気を送り込む
焚き火をする際には、初めから大きな薪に火をつけようとせずに、着火剤や麻紐等のように火が着きやすく燃えやすいものから順に火をつけるようにしましょう。
焚き火をする際に大切なのは、着火してすぐの”小さな火を育てる”イメージをもつことです。
初めのうちは焚き付け等の小さな薪をくべていき、徐々に火が大きくなるにつれて、くべる薪のサイズも大きくしていきましょう。
焚き火の具体的なやり方や手順については以下の記事をご覧ください。
焚き火の近くで使用するギアは火の粉に強い仕様のものを選ぶ
テントやチェアー等、焚き火の近くで使用するキャンプギアは、焚き火の火の粉に強い材質のものを使用するようにしましょう。
コットン素材のものや、ポリコットン素材(TC素材)のものが火の粉に強くてオススメです。
衣服についても、火の粉で穴が開くのを防ぐために、なるべく火の粉に強い仕様のものを選ぶようにしましょう。
慣れないうちのご飯はなるべく簡単なメニューにする
キャンプに慣れないうちは、ご飯のメニューもシンプルなものがオススメです。
焼くだけ、茹でるだけといったシンプルなものが初めのうちはオススメです!
キャンプでは食事だけでなく、設営や片付け、焚き火などといったイベント毎が多いため、キャンプに慣れないうちは時間に追われがちです。
キャンプでストレスを感じないように過ごすためにも、食事に凝るのはキャンプの過ごし方に慣れてきてからにしましょう。
着替えは予備を持っていく
突然の降雨等に見舞われても慌てることのないように、キャンプに行く際の着替えは予備を持っていくようにしましょう。
雨に濡れたままの服装で長時間過ごすと、風邪をひくおそれもあるため、少々荷物が多くなったとしても、着替えの予備は必ず持っていくようにしましょう。
衣服や寝具を活用して寝る時の暑さと寒さへの対策をする
就寝時の暑さ対策や寒さ対策をしっかりすることも、キャンプ時の寝心地で失敗しないためには大切です。
寒さや暑さで寝心地が悪いと苦痛なので、しっかりと対策をしましょう!
キャンプで寝る時の服装選びのポイントについては以下の記事をご覧ください。
就寝前には食材やゴミを密閉性のある場所にキチンとしまう
食事が終わった後の片付けを中途半端にしておくと、食材やゴミ箱から漂うにおいによって動物が近寄ってくるおそれがあります。
動物は人の気配がなくなった夜中の時間帯にやってくることが多いです。
夜中に食材やゴミ箱を荒らされると、荒らされた物音で目を覚ましてしまうこともあります。
このため、食事が終わったら就寝前に、食材はクーラーボックスに戻し、ゴミは密閉性のあるゴミ箱へ入れるようにしましょう。
出来るだけコンパクトなランタンやライトを複数持っていく
真っ暗な夜のキャンプ場で過ごすためには、複数のランタンの灯りが必要不可欠です。
とはいえ、ハリケーンランタンはサイズが大きいため、複数台をキャンプに持っていこうとすると車に載せる際に相当のスペースが必要となります。
このため、キャンプ場での夜の移動にも便利な、コンパクトなランタンやライトを持っていくのがオススメです。
キャンプ場のルールに従って行動する
キャンプ場ではマナーを守ってキャンプを楽しみましょう。
そのためにも、キャンプ場で定められるルールはキチンと守って行動することが大切です。
キャンプ場のルールはキャンプ場によって異なるため、キャンプ場に行く前とキャンプ場に到着してからは、まずしっかりルールを確認するようにしましょう。
キャンプでのマナーについては以下の記事をご覧ください。
キャンプでの問題発生時には″お互いさま″の意識で行動する
夫婦やカップルでキャンプに来ている時に問題が発生した際に、気持ちに余裕がないと、責任をパートナーに押し付けてしまう場合があります。
しかしながら、忘れものにしろ時間に追われるにしろ、どちらかが一方的に悪いといったことはごく稀です。
2人でキャンプに来ている以上は、トラブル発生時の責任は2人共にあります
(どちらか一方のみではなく)
そのような状況でパートナーのせいにしてしまうと、喧嘩になってしまうのは自明です。
このため、キャンプでは気持ちに余裕を持ち、何かトラブルが発生した場合は、相手だけでなく自分にも責任があると考え、″お互いさま″の意識をもって対処することが大切です。
キャンプでの夫婦喧嘩を避けるための対策については以下の記事をご覧ください。
まとめ
キャンプを始めた頃によくある失敗15選は以下のとおり。
キャンプ初心者によくある失敗をしないための15の対策は以下のとおり。
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