「ドコモの携帯電話を使用しているけど月々の料金が高くて困る!」
「月々のデータ通信量(GB)は少ない方だから、より安くおさえられる契約に切り替えたい!」
「格安SIMに乗換えたいけど、どのMVNOが良いのか分からない…」
「ドコモからなるべく手軽に乗換えられるMVNOが知りたい!」
こちらの記事はこのような悩みや望みを持たれている方に向けて書いています。
生活必需品である携帯電話ですが、月々の携帯電話料金は現在人にとって避けて通れない固定費のひとつです。
ここ数年における多くのMVNOの通信サービス市場進出によって、携帯電話3大キャリアの利用者数は少しずつ減少傾向にあるものの、3大キャリアであるNTTドコモ(ドコモ)、KDDIグループ(au)、ソフトバンクグループ(ソフトバンク)の利用者はスマホ利用者の大部分を占めます。
その中でもドコモの利用者は相変わらず多く、令和元年の総務省調べによると、契約数における事業者別シェアにおいてドコモは1位(37.6%)となっています。
筆者も以前はドコモで契約したスマートフォンを使用していました
しかしながら3大キャリアの契約プランは決して安価ではないため、月々の支払いが家計を圧迫しがちです。
このため、月々の携帯電話の支払い額を苦痛に感じている人には、MVNOへの乗り換えがオススメです。
MVNOとは・・・
3大キャリアのように周波数帯域の割り当てを受けている通信事業者(NTTドコモ、KDDIグループ、ソフトバンクグループなど)から回線設備を借り受けて移動体通信サービスを提供する事業者のことを指す。MVNOは少ない設備投資で通信事業に参入できるため、サービスも比較的安価なプランが多い。
MVNOで電話契約すると、3大キャリアで契約した場合と比べて月々の支払いが非常に安くなります。
携帯電話は電話機単体では通信の機能を発揮できず、電話機に「SIMカード」が挿入されてはじめて電話などの通信機能を発揮できます。
MVNOで電話契約した際も例外なくSIMカードが発行され、電話機に挿入することで通信できるようになります。
MVNOが提供しているSIMのことを「格安SIM」と呼びます
ではMVNOと契約する際に、どのMVNOと契約するのが良いのでしょうか。
3大キャリアのうち最も利用者の多いNTTドコモからの乗り換えを例に、契約の手軽さも含めて筆者が最もオススメするMVNOを以下でご紹介します。
以前にドコモで契約したスマホを使用していて、MVNOに切り替えてから月々の支払いが安くなった経験のある筆者がご紹介します
そもそも月々のデータ通信量(GB)の平均はどのくらい?
3大キャリアとMVNOの料金比較をする前に、そもそも月々のデータ通信量(GB)の相場はどのくらいなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、家にwifi環境が整っていて、外出時にyoutubeなどデータ通信量が多く発生する通信を毎日のようにしない人ならば、月々5GB程度の容量があれば十分であると筆者は思います
スマートフォンやPC、タブレットといった製品や通信サービスの市場調査を実施する調査会社「MM総研」の調査によると、2021年11月のスマートフォンの利用者のデータ通信量調査では、月間データ通信量の平均値は8.95GBであり、中央値は3GBだったようです。
通信量毎の利用者割合を見てみると、月々の通信量が5GB以下である人は全体の70%程度を占めていることが分かります。(wifiによる通信を含まない)
また、「中央値」というのは統計評価で用いる手法のひとつで、データを大きい順に並べた時に真ん中の順位が来る値を示します。
つまり中央値が3GBということは、月々の通信データ使用料が3GB以下である利用者が半数を占めることを意味します。
中央値3GBに対し、平均値が8.95GBと大きくなっているのは、少人数の大きな容量を使用する利用者ひとりひとりの通信量が非常に大きいことが理由であると考えられます。
以上のことから、仕事などで毎日のように大きな通信量を扱う必要のあるユーザーを除き、家にwifi環境が整っていて、外出時にyoutubeなどデータ通信量が多く発生する通信を毎日のようにしない人ならば、月々5GB程度の容量があれば十分であると筆者は思います。
3大キャリアとMVNOとで月々の支払い額はどれくらい違うの?
3大キャリアのスマホの月々の支払い額の相場はいくらくらいなのかを見ていきましょう。
先述した月々のデータ通信量5GB程度までを例に、ドコモ(3大キャリア)と代表的なMVNOとの料金を比較してみましょう。
月々のデータ通信量 | ドコモ(3大キャリア) | UQモバイル | Y!モバイル | 楽天モバイル(キャリアのため参考) | ocnモバイルone | mineo | LINEMO |
1GB | 3,465円(~1GBまで) | - | - | 0円(~1GBまで) | 770円 | 1,298円(音声通話含む) | - |
3GB | 4,565円(1GB~3GBまで) | 1,628円(くりこしプランS) | 2,178円(プランS) | 1,078円(1GB~3GBまで) | 990円 | - | 990円 |
5GB | 5,665円(3GB~20GBまで) | - | - | 2,178円(3GB~20GBまで) | - | 1,518円(音声通話含む) | - |
6GB | - | - | - | 2,178円(3GB~20GBまで) | 1,320円 | - | - |
利用者の多い3GBや5GBではやはり3大キャリアの料金に比べてMVNOの料金が非常にリーズナブルであることが分かります。
3GBでも5GBでも2,000円~3,000円程度安くなっていることが分かります。
ドコモから乗り換えるのにオススメのMVNOは?
続いて、3大キャリアの中でも利用者の多いドコモからMVNOに乗り換えるのにオススメなMVNOについて見ていきましょう。
MVNO毎の特徴を以下にまとめました。
MVNO | 料金プランの自由度 (6GB程度まで) | 料金相場 | 使用端末の自由度 | 通信品質 | 乗り換えの手軽さと安心感 |
UQモバイル | 3GBのみであるため自由度は高くない | MVNOの中では比較的高め | iphone、Androidともラインナップ豊富 | 大手キャリア並みの品質 地方では電波が悪い場合がある | オンラインでも店舗でも契約が可能であるため比較的ハードルが低い |
Y!モバイル | 3GBのみであるため自由度は高くない | MVNOの中では比較的高め | iphone、Androidともラインナップ豊富 | 大手キャリア並みの品質 | オンラインでも店舗でも契約が可能であるため比較的ハードルが低い |
ocnモバイルone | 1GB、3GB、6GBのプランがあるため自由度が高い | MVNOの中で最安値レベル | iphone、Androidともラインナップ豊富 | キャリアであるドコモと同等の品質 | ドコモで購入した端末であれば乗り換え時のSIMロック解除不要 ドコモショップで契約可能であるためオンライン契約が困難な場合はドコモショップでの契約も可能 |
mineo | 1GB、5GBのプランがあるため比較的自由度がある | 標準的な価格帯 | iphone、Androidとも比較的ラインナップ豊富 | キャリアに比べるとかなり遅い 混雑する通勤時間帯やお昼の時間帯にはつながりにくい | オンラインでも店舗でも契約が可能であるため比較的ハードルが低い 店舗での契約は少し日数が必要であり、店舗によっては来店前の予約が必要 |
LINEMO | 3GBのみであるため自由度は高くない | MVNOの中でも比較的安め | 新規スマホの取り扱いが無いためスマホの購入はできない ドコモやauのスマホで動作確認未完の機種が多数あるため、所持しているスマホの使用可否を契約前によく確認しておく必要あり | MVNOの中では比較的良質な通信品質 | オンラインでのみ契約が可能 |
イオンモバイル | 1GB毎にプランを選べるため非常に自由度が高い | MVNOの中でも比較的安め | iphone、Androidとも比較的ラインナップ豊富 ただし、Xperiaなど一部扱いのない主要端末もある | キャリアに比べると遅い MVNOの中では波の速度 | オンラインでも店舗でも契約が可能であるため比較的ハードルが低い 店舗契約が比較的スピーディ |
BIGLOBEモバイル | 1GB、3GB、6GBのプランがあるため自由度が高い | 標準的な価格帯 | iphone、Androidともラインナップ豊富 | MVNOの中では比較的良質な通信品質 | オンラインでも店舗でも契約が可能であるため比較的ハードルが低い 取り扱いのある店舗も比較的多い |
楽天モバイル(参考) | ~1GBまで、1GB~3GBまで、3GB~20GBまでのプランがあるため比較的自由度がある | キャリアとしては破格の安さ 特に~1GBなら0円 | iphone、Androidともラインナップ豊富 キャリアの中では比較的安価で取り扱われている | エリア拡大中であるため他のキャリアと比べると劣る | オンラインでも店舗でも契約が可能であるため比較的ハードルが低い |
プラン・使用端末の自由度や価格相場、通信品質や乗換えの手軽さを踏まえると、MVNOの中で最もユーザーに優しいのはocnモバイルoneであると筆者は思います。
ocnモバイルoneは乗り換えが手軽で親切
ocnモバイルoneが支払い料金の面や通信品質などの面からユーザーに優しいMVNOであることは先述のとおりです。
月々の支払いがリーズナブルであることは大切な重要なことですが、それ以上に重要なことは乗換えのハードルが低いことです。
オンラインでの乗り換え手続きも分かりやすいですが、非常にありがたい特徴のひとつはドコモで購入した端末であれば乗り換え時のSIMロック解除不要なところです。
単純に料金が安いだけではなく、MVNOへの乗り換え手続きに慣れていない方にとっても非常に優しい点がocnモバイルoneのサービスが優れている点です。
ドコモショップで契約可能である点もユーザーに優しい点ですね
ocnモバイルoneの契約前に知っておくべきことは?
ここまでで述べたとおり、ドコモからocnモバイルoneへの乗り換えはコスト面や選択の自由度、ユーザビリティの観点からさまざまなメリットがあります。
では、ocnモバイルoneに乗り換えるにあたっての注意点は無いのでしょうか。
ドコモから乗り換える前に知っておくべき点について見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、ドコモからocnモバイルoneに乗り換えるにあたって事前に知っておくべき点は以下の4点です。
本記事で先述のとおり、ocnモバイルoneは月々容量5GB程度までのユーザーにオススメのMVNOであると筆者は考えているため、10GBを超える大容量が必要なユーザーにはocnモバイルoneは適していません。
また、ドコモで契約していない端末を使用する場合にはSIMロック解除が必要となります。
LINE認証ができないのはocnモバイルoneだけではありませんが、他の格安SIMと同様にocnモバイルoneでもLONEの年齢認証ができないため、LINEのID検索ができません。
ocnモバイルoneに乗り換える際には、ドコモから乗り換える場合の大きなメリットと、事前に知っておくべきポイントを理解した上で乗り換えるようにしましょう
まとめ
- 月々の携帯電話料金を安くおさえたいならMVNOへの乗り換えがオススメ
- 3大キャリアのうちドコモからの乗り換えであればocnモバイルoneがオススメ
- ocnモバイルoneのプランはMVNOの中でも最安クラス
- ocnモバイルoneの通信品質はキャリアであるドコモと同等の品質
- ドコモで契約した端末であれば乗り換え時のSIMロック解除は不要
- ocnモバイルoneには10GBを超えるような大容量プランがない、電池の消耗が若干早いなどの点もあるため、特徴を事前に理解した上で乗り換えを検討するのが望ましい
固定費である「ガス料金」を安くする手段についてはこちらの記事をご覧ください。
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